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2016年07月20日 前へ 前へ次へ 次へ

貧困にあえぐインド農民を救えるか

 インドはまぎれもない農業大国である。人口、国土の規模に鑑みるなら当然と言えば当然だが、農業に関するデータを集めてみると、他国との比較で想像以上の大国であると同時に、自国の経済に占めるウエートも相当高い▼農業生産高は中国に次ぎ2位。農地面積は世界平均が10%程度なのに対し、インドは50%以上。農業人口は総人口の約5割。さらにGDPに占める比率は、四半世紀ほど前の30%からは低下しているとはいえ、現在も15%程度(林・畜産・漁業含む)などだ。ちなみに日本の農業は対GDP比、人口比とも約1%▼ただし、インドの農民は貧しい。生産高が世界2位とはいえ、膨大な農業就業人口で割れば1人当たりの収入はわずか。数年前には農民自殺に関するレポートが発表されたが、その時点から遡ること16年間で20万人以上の農民が自殺したともいう▼農業を世界マーケットに開放した経済自由化が大きな原因だという指摘があり、自然条件、とくに水の不足にもたたられている。農民を貧困から救うための課題はそれこそ山積みだ▼政府も、企業も農業のIT化(デジタル化)に活路を求める。携帯電話の普及率は非常に高いインド。このインフラを生かさない手はない。読み書きができない農民も使える"神アプリ"も開発され、救世主の期待がかかる。


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