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米利上げ局面 経済正常化へ期待
米連邦準備理事会(FRB)が年内に金利を引き上げる可能性が強まっている。利上げに十分な経済指標が整ってきたとの見方は多い。イエレン議長はじめFRB首脳が利上げに前向きな発言をすることも増え、市場に準備を促している。今月開く米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げ表明の最短のタイミングとなる。利上げ後に「原油価格」「為替」「株価」はどう動くのか。国内の化学会社も目が離せない。
FRBが利上げ判断で重視する経済指標の一つは雇用統計。2日に発表された今年8月の米雇用統計によると、失業率は前月と変わらず4・9%。非農業部門雇用者数は15・1万人と、6月の28・7万人、7月の25・5万人に比べて減少した。同雇用者数で20万人以上が続くことが利上げ判断の目安。これに対し8月のデータは不十分だが、直近3カ月平均では20万人を超えた。この動きをFRBがどう分析するか注目される。
もう一つの指標は2%のインフレ目標。米国の7月の個人所得は前月比0・4%増と、伸び率が拡大する方向。個人消費支出は同0・3%増と4カ月連続プラスとなった。貯蓄率は5・7%と前月の5・5%を上回り、今後の消費拡大が期待できる。4―6月期GDPにおける個人消費は、前期比年率4・2%増と好調に推移する。
前回の利上げは昨年12月。原油価格は11月まで1バーレル50ドル前後で推移していたが、利上げ表明をきっかけに急落し、今年1月には十数年ぶりに30ドルを割り込んだ。化学各社にとって原油安は、在庫価値を低下させるマイナス要因よりも原料と製品価格の価格差が広がるプラスの側面が強く出た。実際、4?6月期の各社の業績は前期に引き続き好調を持続した。
為替はドル高円安に作用するとの予想に反して、円高の方向に働いた。昨年、おおむね1ドル120円前後で推移していたが利上げ後円高に転じ、4月には110円を割った。足元では100円台前半で推移する。国内化学各社の今期の想定為替レートは大体110円。円安効果がはげ落ちているだけでなく、足元では想定以上の円高ショックが収益を揺さぶっている。
利上げが株価を下げるとともに、新興国経済を停滞させるリスクもはらむが、先進諸国の経済回復が遅れるなか、米経済が正常化に向かうのは世界経済にとって明るい材料だ。一方、来年度予算の概算要求でも、各省庁の要望額が膨らむ傾向にある日本。財政健全化と強い経済を取り戻すには何が必要か。予算編成に向けて、実行力ある成長戦略を期待したい。