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スマートセルインダストリー バイオ新時代幕開け【下】
バイオテクノロジー分野の新しい潮流を的確にとらえ、幅広い領域で生物による高機能物質の生産を利用する産業を育てる?。経済産業省の中間報告は、スマートセルインダストリーを実現していくための方向性を4つに整理した。世界で戦えるコア技術の確立、重点分野の特定、オープンイノベーションの促進とプラットフォームの構築など、必要な視点が過不足なく盛り込まれている。今後、政府が国としての戦略を検討する過程で議論のベースとなり得るが、さらなる深掘りが必要なことは言うまでもない。
革新は非連続的
経産省は3月に開始した有識者会議に"スマートセル"という新語を提案した。その意図は「世界で起こっているバイオインダストリーの技術革新は、どれもが断層的、非連続的な動きであるという認識を共有するため」(経産省商務情報政策局生物化学産業課)。
ムーアの法則をはるかに上回る速度で進むゲノム解析技術の革新、あるいはゲノム編集技術のクリスパーキャスなどは、まさに非連続的な技術革新だ。ただ、これらはどれも海外で実現したこと。国際競争で日本が好位置につけているとは言い難い。
そうした状況を踏まえ、日本がスマートセルインダストリーを推進し、世界に革新的な技術を発信するための戦略が打ち出された。これをベースに産学官で議論を深めてメリハリのある計画を練り上げる必要がある。とくに、中長期的な戦略と今後3年程度の短期に重点的に取り組むべき課題の整理が重要になる。
欧米各国が国家戦略を打ち出すなか、日本はそれとどう勝負していくのか。日本の強みを見極めたうえで、重点分野を明確にしていくことが求められる。
また、2030年の世界のバイオエコノミー市場は、健康が25%、工業(モノづくり、エネルギー)が39%、農業・食料が36%というのが経済協力開発機構(OECD)の予測だが、日本にもその数字が当てはまるのか検証は必要だろう。
スマートセルインダストリーは、多様な技術や産業領域が対象となる。産官学が結集するプラットフォームを構築し、研究開発から社会実装までをしっかり検討する場としていくことは欠かせない。研究開発において、多数の企業や研究機関が参加する「エコシステム」をオープンイノベーション型で構築することは、創薬のみならず各分野で必要になるだろう。
戦略を肉付けしていくうえで、さまざまな検討課題があるが、スピード感を持って取り組むことが重要だ。
戦略の1では戦略的基盤整備を掲げ、戦えるコア技術の確立に取り組む方向性を打ち出した。
12テーマで研究
今月1日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がスマートセルインダストリープロジェクトを公表した。植物や微生物を対象に、クリスパーキャスなどの海外技術に依存しない国産ゲノム編集技術など、12テーマの研究が始った。ゲノム編集技術研究で実績のある九州大学を中心に企業や大学など40機関が結集、オールジャパン体制のプロジェクト。スマートセルを掲げた国のプロジェクトの第1号である。大きな成果を期待したい。