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2016年04月28日 前へ 前へ次へ 次へ

ビジネスチャンス広がる押出成形機

 押出成形機のビジネスチャンスが広がっている。国内市場は成熟傾向が強いものの、政府の優遇税制が需要を下支えしているうえ、先端領域では技術開発が活発だ。一方、プラスチック製包装資材の需要は世界規模で伸びる見通しにある。日系機械メーカーは、独自技術による差別化、海外顧客の獲得、事業買収などを通じ、成果を確実なものとしてほしい。
 押出成形機はインフレーションフィルム装置、ラミネート装置、異形押出装置、フィルム・シート製造装置で構成される。石油化学プラントでペレットを量産する造粒機を加えると、日系機械メーカーの出荷額は年700億円規模と推測される。プラ加工機全体でみると、押出成形機の出荷は射出成形機に次ぐ規模。また押出成形機は約半分が輸出に回る。対象となる製品は食品・医薬包装向け軟包装・ラミネート品、食品トレー、液晶向け光学フィルム、産業用プロテクトフィルム、農業用フィルムなど、日用品から先端分野まであらゆる産業に及ぶ。
 国内では、プラ製包装資材は投資促進税制などの景気刺激策を受けて安定した需要がある。液晶ディスプレー向け光学フィルムへの投資は減っているが、機能性フィルムでは技術開発が急速に進んでいる。
 日立造船では、スーパーエンジニアリングプラスチック向け成形システムを開発した。汎用フィルムの最高加熱温度は約300度Cだが、同システムは450度Cで高温成形でき、耐熱性・透明性を実現する。スマートフォンなど情報端末機器、燃料電池自動車、太陽電池など先端分野がターゲットだ。
 海外をみると中国やアジア新興国では、生活水準の向上にともなってプラ製食品包装資材の市場が順調に伸びている。押出成形機の総合メーカー、住友重機械モダンは中国、インドネシア、タイに現地法人を開設し、アジア市場の開拓に力を注ぐ。輸出先の9割が現地ローカル企業で、競合相手は中国・韓国・欧州勢だ。主にハイエンド領域で差別化を加速している。
 2軸混練押出機大手の日本製鋼所は昨春、汎用プラなどの一般コンパウンド装置を得意とする韓国企業「SMプラテック」を買収した。これにより2軸混練押出機の世界シェアは13%から18%に拡大し、2位に躍り出た。目標は世界トップだ。
 景気変動の影響を受けやすい射出成形機に比べ、押出成形機は安定した需要がある。ただグローバル企業との競合は年々激しさを増すだろう。日系各社はコスト競争に依存しない独自路線を追求し、市場でのプレゼンスを高めてほしい。


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