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2013年02月28日 前へ 前へ次へ 次へ

電子書籍フォーマットに互換性を

 大量の書籍コンテンツを気軽に持ち歩け、"いつ、どこでも"読書や書籍購入ができるツールとして、電子書籍リーダーの普及が期待されている。ソニーの「Reader」や楽天の「kobo」などに加え、2012年末にアマゾンの「Kindle Paperwhite」が発売され、一時的に購入が難しいほど人気を博した。タブレットPCよりも軽量で、電子ペーパー搭載によって目に優しくバッテリー駆動時間が最大2カ月など、読書家にはありがたいツールになりそうだ。
 一方で、気になるのが電子書籍リーダーごとに異なるフォーマットだ。シャープが開発したXMDF、ボイジャーが開発したドットブック、Kindleが使用するAZWなど複数の形式があり、それぞれには互換性がない。読みたい本がある電子書籍ショップに電子書籍リーダーが対応する必要があり、他機種に買い替えると従来の資産は利用できなくなる。
 購入したコンテンツをどの電子書籍リーダーでも自由に利用できるようフォーマットが統一されることが理想的だが、各社の思惑もあり実現のめどは立っていない。
 規格統一で思い出されるのが、ブルーレイディスク(BD)とHDDVDで繰り広げられた次世代DVDの争い。08年2月に東芝がHDDVDからの撤退を表明したことでBDの勝利が確定した。
 しかし、BDの普及は業界の期待を裏切っている。BDROMは映画、ゲームなどを中心に全世界で利用されているが、BDレコーダーは日本中心、海外で普及する兆しは見えず、BDRなど記録メディアもパソコンへのBDドライブ搭載が進んでいない現状だ。
 規格統一問題はVHS対ベータ、レーザーディスク対VHDなどこれまで幾度もあった。過去に"if"は禁物だが、早期に規格が一本化されていれば、普及が無駄なく進展していた可能性もある。
 電子書籍フォーマットの互換性確保の手段としては、異なるフォーマット間でのデータ変換を容易にする交換フォーマットを利用する方法がある。電子書籍の製作効率が向上することで、電子書籍リーダーの区別なくコンテンツを利用できる可能性が広がる。また世界標準フォーマットとなることが予測されるEPUBが11年に日本語対応したことも朗報だろう。
 電子書籍リーダーの国内での本格普及はこれからだが、過去に繰り広げられた規格争いの轍を踏むことなく、利用者がフォーマットの違いを感じずに利用できるような環境となることを望みたい。


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