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2012年06月27日 前へ 前へ次へ 次へ

酢酸エチル輸入拡大 中国が牽引

1image002.png 酢酸エチルの流入が止まらない。年20万トン規模の内需に対し年はついに過半に達し、今年に入ってからも前年同期比4割増の勢いで拡大を続けている。牽引役は輸入量の8割を占める中国。年20万〜30万トン級の大型設備による価格競争力の高さに加え、100万トンにもなる輸出余力を持ち、日本の需要家に対し、安定供給元としての地位を獲得しつつある。
 酢酸エチルの輸入は、中国からの出荷が本格化した年以降急速に拡大し、11年の実績は12万4000トンと年から4倍以上にも増加した。このうち中国からの輸入は10万5000トンで8割を占める。今年は、3月に発生した大分コンビナートのエチレン製造装置停止による国内生産への影響は軽微だったものの、1?4月累計で中国から前年同期比38%増となる3万7000トンが輸入され、全体の輸入量は同37%増の4万6000トンと、さらなる拡大をみせている。
 酢酸エチルについて中国では、内需の伸びを上回る規模で能力増強が続いており、足元では年100万の内需に対し生産能力は同200万トンにも及ぶ。また年産20万〜30万トンの大型設備が中心で国際競争力も高い。大幅な需給ギャップに加え、シノケムやハイケムなどの商社が在庫販売を開始し供給の安定化に努めていることも、日本へ出荷増を後押ししている。
 輸入品の拡大は、日本で主流だったエチレンからアセトアルデヒド経由で生産する酢酸エチルが、中国品をはじめとする酢酸と発酵エタノールを原料とした製品へ置き換わる流れと重なる。ダイセルは、08年に千葉酢酸エチル(チッソ・ダイセル化学工業合弁)を解散し、新たにエタノール法による5万トン設備を09年に稼働。年に能力を7万5000トンに引き上げた。また昭和電工は10年に徳山工場の設備を停止し、国内での生産を日本酢酸エチル(KHネオケムと共同出資)の年10万トン設備に一本化している。
 中国製品の躍進は、原料と設備大型化によるスケールメリットを背景にした高い価格競争力ばかりでなく、かつては障害となっていた品質上の問題が克服されてきたことを示している。輸出余力は十分にある上、流通の整備も進んでおり、安定供給の面でも、国産品に接近しつつあるといえそうだ。


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