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2011年04月08日 前へ 前へ次へ 次へ

東日本大震災 ゴム製品関連 EPDMや薬品・添加剤に供給不安

 ゴム製品の供給不安が高まっている。東日本大震災により合成ゴムをはじめとする原材料の供給に支障が生じており、すでに一部のゴム加工メーカーでは手当てができない状況。とくに先行きの懸念が高まっているのがEPDM。需給タイトで推移していたところに、今回の震災によりJSRが生産停止したことで逼迫感が高まっている。また、添加剤やゴム薬品でも調達しにくくなっている製品が相次いでおり、今後の影響が懸念される。
 EPDMはもともと世界的に需給が逼迫していた。全世界で110万トンの供給能力に対して需要は115万トン~120万トンで推移しており、不足分を補うためにジエンの入らないPOE(ポリオレフィンエラストマー)を薄め剤として用いるなどの対応を強いられている状況。2010年の国内の出荷量も他の合成ゴムが2ケタの伸びを記録するなか、前年比5・3%増の19万トン強にとどまっている。
 今回の震災ではJSRの鹿島工場(年産3万6000トン)が被害を受けて生産を停止した。6日時点で蒸気などのユーティリティーが近日中に部分再開される見通しとなり、工場としては4月中旬をめどに一部製品の生産開始する準備を進めているが、EPDMについては必要な原材料の調達の目途が立っていない。
 EPDMは多用なグレードがあるほか、メーカーによって組成や触媒、プロセスなどの材料設計が異なり他社品での代替が容易ではない。世界的に需給タイトな状況のなか、復旧に時間を要すれば海外の日系や欧米系ユーザーにまで影響が及ぶことも避けられない。
 一方、ゴム製品の製造には加硫促進剤をはじめとする添加剤やゴム薬品が多く使用されている。新興メーカーの台頭などを背景に世界的に競争が厳しくなるなか、各メーカーとも生産性や収益性の向上を進めており、特殊品を中心に添加剤や薬品の特定メーカーへの生産集約が進んでいる。今回の震災はこうした産業構造を直撃したかたちとなっている。
 6日現在、BASFの酸化防止剤(イルガノックス)の生産が停止しているほか、大内新興化学も須加川工場が生産再開に向けて動き出したが、原町工場は福島第一原子力発電所20キロメートル圏内の避難指示区域に指定されているため復旧のめどがたっていない。また、日本化成では架橋剤(TAIC)の生産を今週中に開始するとしているが、カーボンブラックに関してはめどが立たない状況。カーボンブラックに関しては東海カーボンの石巻工場も操業を停止しており、市場の逼迫感が高まっている。
 添加剤・ゴム薬品については多種多様な製品が使用されており、各メーカーとも震災の影響がどこまでおよぶのか把握しきれていないというのが現状だ。


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