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2011年03月16日 前へ 前へ次へ 次へ

東日本巨大地震 アジア石化市場 需給タイト エチレン1400ドルにらみ

 【シンガポール=渡邉康広】東日本巨大地震を背景に、主要石油化学製品の需給バランスが一段と引き締まりそうだ。とくにアジアへの輸出量が増加傾向にあったエチレン、プロピレン、パラキシレン(PX)を中心にその傾向が顕著になりつつあり、アジア市況は上昇傾向を強めつつある。すでにスポット市場ではエチレンが1トン当たり1400ドル(極東アジア、CFR)を目指す展開が予想されるほか、プロピレンが1550ドル(同、同)を超え、PXも1500ドル(台湾、同)を突破している。鹿島、千葉などのコンビナートでは被災した設備だけでなく、電力不足などで稼働率低下を余儀なくされている設備もあり、アジアの需給バランスへの影響は当面続きそうだ。
 東日本巨大地震によって、多くの石化設備が稼働停止および稼働率低下を余儀なくされている。東京電力に続き東北電力も計画停電を実施する方向のなか、直接被害を受けなかった設備もフル操業が困難な事態に直面しそうだ。とくに直接被害のあった鹿島や京葉地区をはじめ川崎地区などの関東地方のナフサクラッカーや芳香族設備などは、計画停電が続く間、稼働停止または稼働率低下は避けられない状況。出火したJX日鉱日石エネルギーの仙台製油所ではフォースマジュール宣言が出されているもよう。この件についてJX側はコメントしていない。
 このため日本からの輸出量が増えているエチレン、プロピレン、PXといった主要石化製品のアジア需給バランスが一段とタイト化している。震災前からアジアの石化市場は総じて堅調で、ブタジエンなど一部製品は供給不足が心配される状況にあったが、震災後の今週に入り日本からの輸出分で賄えていた製品はとくにタイト感が鮮明となってきた。
 日本からの輸出量は2009年時点でエチレンが58万トン以上、プロピレンが83万トン以上、PXが253万トン以上。昨年はエチレンが48万トン前後と定修の影響もあって全体的に前年実績を下回ったもよう。今年以降は09年を上回る輸出が見込まれていただけに、東日本を中心とする大幅な減産は需給タイトに拍車を掛ける格好となる。
 すでにスポット市場ではエチレンが1300ドル(極東アジア、CFR)を上回り、今週以降1350ドルから1400ドルを目指す取引が出始めることが予想されている。エチレン以上にタイト感が強いプロピレンはすでに1550ドル(同、同)を突破しているが、直近では1600ドルを超える取引も散見され始めている。また中国のポリエステルの堅調な需要増を背景に引き合いが旺盛なPXの需給ひっ迫は不可避で、スポット市況も1500ドル(台湾、同)を超えている状況だ。


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