ブリヂストン、大型車タイヤ用新インナーライナー、リトレッド2回に

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 ブリヂストンは、トラック・バス用(TB)タイヤの環境性能向上を推進する。独自技術によりインナーライナーの空気バリア性を向上することで、一般的に1回のリトレッド回数を2回に増やす。これにより同事業における資源の有効活用を進めるほか、輸送業界に対する環境経営および経費節減の取り組み支援を強化する。新インナーライナーを採用した「M800」を9月に発売する計画であり、同社では年間70万本の販売を見込んでいる。

 リトレッドタイヤとは、使用ずみタイヤの摩耗したトレッド部分を張り替えたタイヤ。新品タイヤに比べて製造にかかわる石油消費量を7割近く削減できるほか、製造から廃棄の過程で約41%のCO2排出を削減できるといった特徴をもつ。欧米に比べて普及が遅れていた国内市場でも、近年の原材料高騰によるタイヤ価格の上昇などを背景に採用が広がっている。
 同社はリトレッドタイヤ世界トップメーカーのバンダグ社を2007年に買収し、プレキュア方式と呼ばれる製造システムによるリトレッド事業を展開。現在は新品タイヤ・自社台方式によるリトレッドタイヤ・タイヤメンテナンスを組み合わせたソリューションビジネス「エコバリューパック」を軸に他社との差別化を図っている。
 インナーライナーは、充填した空気を保持するためにタイヤ内面に張り付けたゴム層。これまで同ゴム層を透過した空気を原因とするゴム劣化により、リトレッド回数が一般的に1回となっていた。今回、インナーライナーに添加する扁平クレーを高密度かつ層状に配合する技術を確立し、空気が透過する経路をブロックすることでバリア性の向上を実現。条件付きながら2回リトレッドを可能とした。
 「M800」は、新トレッドパターンの採用により摩耗ライフを従来比10%向上させており、TBタイヤの旗艦商品として拡販していく。

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このページは、web staffが2013年7月16日 16:17に書いたブログ記事です。

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