旭化成ワッカーシリコーン、熱可塑性樹脂用添加剤、車内装材向け拡販

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 旭化成ワッカーシリコーンは、熱可塑性樹脂用シリコーン添加剤「GENIOPLAST PELLET S」(ジェニオプラストペレットS)の販売で再攻勢をかける。超高分子量シリコーンを高含有量でペレット状に固形化したもので、作業性などに優れる。10年以上前に発売した製品ながら、自動車内装材の成形材料向けとして今年に入ってから引き合いが急増している。表面の耐傷付き性向上などに寄与するシリコーン技術として、需要家へのアプローチを強化する。

 ジェニオプラストペレットSは、超高分子量シリコーンを高濃度に含有するペレット状製品。有機樹脂成分フリーで、少量のフュームドシリカを含むことから、配合する熱可塑性樹脂を選ぶことなく使える。作業性に優れ、ゴム・プラスチック製品の加工性や表面特性の改良効果などが期待できる。超高分子量のためマイグレーションの発生を抑制。連続的コンパウンド工程に容易に導入できる。
 添加量が0・1?1%の場合、押出時のトルク低減、吐出量や内部潤滑性の向上、メルトフラクチャーの抑制、成形時の金型充填性や離型性の改善などを実現。成形加工性や流動性が高まり、コストダウン効果が得られる。
 添加量が1?5%の場合は表面特性や機械強度を改良でき、成形品表面の平滑性や光沢、耐摩耗性、耐傷付き性などが向上する。とくにタルクや炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなどのフィラーを添加した樹脂複合材料で顕著な効果が得られる。
 自動車内装材に機能性を付与するシリコーン添加剤として、今年から引き合いが増え始めた。ジェニオプラストを使うと耐傷付き性を高めたり、手触りの良さを引き出したりする機能を示す。
 自動車内装材に用いる樹脂以外では、ハロゲンフリー難燃ケーブルの被覆材に添加することによって難燃性が向上したり、目ヤニが改善したりする。また、靴底などの材料に使うと耐摩耗性が強まり、ソフトでドライな感触を付与することも可能。

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このページは、web staffが2013年7月12日 16:11に書いたブログ記事です。

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