JSP、中国で自動車用EPPの新用途開拓、座席軽量化や歩行者保護

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 JSPは、中国市場で自動車内外装用のビーズ法発泡ポリプロピレン(EPP)の新用途開発を加速する。とくに後部座席用EPPは、車両の軽量化と乗員保護に貢献するため新車種で採用に向けた動きが相次いでおり、電気自動車(EV)などのエコカー向けを含め、さらに採用車種の拡大を目指す。また、2013年には中国で歩行者安全保護についての法制化が見込まれることから、バンパー向けについてもこれまでEPPが採用されていなかった車種への用途拡大を推進する。

 中国では、自動車の軽量化、乗員保護、歩行者保護といったニーズが高まっており、これまで同市場では採用されていなかった部位においても、EPPの採用が加速する見通し。
 後部座席用のEPPは、座席の大幅な軽量化を実現するほか、乗員の安全性も高める。金属フレームとポリウレタンで構成していた座席の素材に、EPPを加えることで金属フレームの重量を大幅に削減できる。また、万一の衝突時に乗員を保護する機能も高める。
 これまで、欧米市場において採用を拡大させてきたが、中国に進出している欧米系の自動車がメーカーが、ここにきて中国で生産する新車種での採用に動いている。すでに6車種で新規採用が決定したほか、新たに4車種で採用に向けたワークに入っている。軽量化が必須のEV向けも含まれるという。
 一方、バンパー向けEPPは歩行者保護の法制化により、これまで主流だった上級車向けに加え、あらゆる車種での採用拡大が見込まれている。衝突時に歩行者の脚部へのダメージを抑制する法規制が13年にもスタートする見通しとなっているため。
 新たに開発する車種については、法制化を織り込んだ設計が必要となる。JSPは、自動車向けEPPの世界最大手として、材料供給だけでなくバンパーの設計、試作、実験などをトータルで提供できる強みを武器に、新規採用を拡大させていく。

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このページは、web staffが2011年10月26日 17:09に書いたブログ記事です。

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