東海ゴム、放熱発泡ウレタンの用途開拓推進、シリコン系材料を代替

| コメント(0) | トラックバック(0)

 東海ゴム工業は、独自開発した放熱発泡ウレタンの用途開拓を推進する。同製品は発泡ウレタン中に熱伝導フィラーを配合したもので、シリコン放熱シートに対して40%の軽量化と50%の低コスト化を実現しているほか、吸音性にも優れているのが特徴。モーターカバーとしての性能評価では、モーター単体に比べて20度C以上の放熱特性を確認している。同社では、これら特性を生かして自動車関連用途などでの実用化を目指す。

 放熱発泡ウレタンは、シリコン系放熱材料の軽量・低コスト化を目的に開発したもの。ウレタンを磁界中で発泡・成形する独自の磁気誘導発泡法の活用により、発泡ウレタン中に熱伝導フィラーを鎖状クラスター構造に配向し、これをヒートブリッジとして熱を逃がす。密度が1・2グラム/立方センチメートルで熱伝導率は1・2ワット/メートルケルビンであり、型成形が可能で形状自由度が高く発泡ウレタンのため吸音性を有するといった特徴を持つ。
 モーターカバーに適用した場合、モーター表面温度を5?10度C低減することが可能であり、ヒートシンクと組み合わせることでさらなる低減効果が得られる。吸音特性については、評価試験により1・25キロヘルツ以上の周波数でシリコン放熱シートに対して顕著な優位性を有していることを確認している。
 同社ではシリコン系放熱材料の代替を軸に用途開拓を進める考えで、軽量・低コスト放熱材料として早期実用を目指す。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://27.34.136.204/cmt/mt-tb.cgi/2215

コメントする

このブログ記事について

このページは、web staffが2011年5月26日 21:07に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「大成プラス、金属樹脂接合技術の応用強化、アルミ製冷却ユニット提案 」です。

次のブログ記事は「日信化学、塩ビ系エマルジョンで自動車分野に攻勢、難燃剤使用を低減 」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。