加サイマット、安定化アルミ発泡体、自動車分野など開拓

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 カナダの素材メーカー、サイマットテクノロジー(オンタリオ州)は、安定化アルミニウム発泡体(SAF)の用途開拓を推進する。既存の建築分野に加えて、自動車や衝撃吸収材での新規採用を目指すもの。すでに自動車用途では、高級車の安全強化と燃費向上を目的とした素材の評価テストで、同等のアルミ部品に比べて80%軽量化できることが実証されている。同社では、成長が見込まれる電気自動車市場などを軸にさらなる事業規模の拡大を図る。

 SAFは、溶融したアルミニウムが入った坩堝(るつぼ)に圧縮空気とセラミックの微粒子を注入して製造する発泡アルミニウムの1種。光の透過により半透明になる意匠性の高さと0・1平方メートル当たり11?24カナダドルと花崗岩や大理石に比べて安価な点が評価され、建築内装材向け複合材として採用が拡大しており、昨年末には米国で建設予定の9・11博物館の立体アートの素材に選ばれている。
 同社では、SAFを活用したソリューションを提供する技術系企業。現在、建築・自動車・衝撃吸収材の3分野をターゲットに幅や厚み、密度を制御したSAFの板材やブロック材などを展開している。今回、さらなる事業拡大を目指して、先行する建築用途に加えて衝撃吸収材や自動車向けの普及拡大の取り組みを強化するもの。
 すでに衝撃吸収材用途では、衝撃により金属の気泡が1つずつ壊れる特性を生かした軍需用複合材料として実用化に取り組んでおり、米軍での採用が見込まれている。また、自動車分野でも超軽量素材として開発を進めており、実証結果をベースに早期採用を目指す。

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このページは、web staffが2011年4月27日 19:42に書いたブログ記事です。

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