アルミ応研、アルミ合金の新陽極酸化技術で用途開拓推進

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 金属処理ベンチャーのアルミ応研合同会社(本社・京都市)は、アルミ合金の新陽極酸化技術の用途展開を推進する。同技術は、従来のアルマイト技術に対して厚膜の酸化皮膜を形成できるのが特徴。また、皮膜生成速度も約4倍と速く低コスト化が可能なほか、耐食性をはじめ熱放射率や硬度、電気絶縁性など特性向上が図れる。同社では、あらゆるアルミ合金に対して適用できることから、製品の高機能化を狙いに普及促進を図る。

 新陽極酸化技術「ミタニライト」は、特殊な電解液を用いた表面処理技術。従来のアルマイト処理の酸化膜厚が易アルマイト材で約100マイクロメートル、難アルマイト材で30マイクロメートル未満であるのに対して、易アルマイト材で200マイクロメートル超、難アルマイト材でも100マイクロメートル超形成できるのが特徴。また、電解液は半永久的に使用できるほか、皮膜生成率もアルマイト処理の0・5マイクロメートル毎分に対して2・0マイクロメートル毎秒と高く、コスト競争力に優れている。
 ミタニライトによる酸化皮膜形成で耐食性や電気絶縁性を向上できるほか、硬度400?450HVと従来技術に比べて15?30%の高硬度化が可能。また、熱放射率も硬質アルマイトの0・81?0・85に対して、0・91?0・95まで放熱機能を高めることができる。熱貫流率に関する評価試験では、両面処理材(100マイクロメートル)で640ワット/平方メートル・ケルビンと、非処理アルミ板の264・5ワット/平方メートル・ケルビンを大幅に上回る特性を有していることを確認している。
 アルミ応研合同会社は、ミタニライトの特許を有する日本アルミナ加工がプラントおよび電解液の販売に特化することを受けて、同社との業務契約のもと主に同技術の用途開発に携わってきた社員が設立したベンチャー企業。アルミ合金以外にもマグネ新陽極酸化技術「ダイヤモンド・マグ」や鉄合金陽極酸化技術「超鉄」などの用途開発に取り組んでいる。今後、各種メーカーとの新商品開発で培ってきた知見をベースに、幅広い分野で採用を働きかけていく。

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このページは、web staffが2011年2月18日 02:54に書いたブログ記事です。

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