ダイワボウプログレス(大阪市、鳥居進一社長)は、新たに低比重ゴムスポンジを開発した。高度な発泡技術をベースに、従来品に比べて約30%の軽量化を実現したもの。また独立気泡構造での低硬度化を進めるとともに、低揮発性有機化合物(VOC)化といった環境ニーズに対応した製品設計となっているのが特徴。同社では、その特性を生かして自動車のランプパッキンなどで従来材からの置き換えを図っていく方針。
同社はダイワボウホールディングスのグループ会社。産業資材やスポーツ用品、繊維製品などの事業を展開しており、ゴムスポンジでは原料ゴムの特性を生かした製品開発を軸として、天然ゴムをはじめエチレン・プロピレンゴム(EPDM)やクロロプレンゴム(CR)製品を展開。自動車分野においては、止水性や気密性、防音性といった特性を活用して、緩衝材やパッキン・シール向けに製品を供給している。
新開発の「EPT#143」は、独立気泡構造をしたEPDM系ゴムスポンジ。比重が1立方センチメートル当たり0・08グラムと従来品(同0・12グラム)に比べて大幅に低減した。そのため同じ使用(体積)量で約30%の軽量化を可能としている。また25%圧縮応力が5?35キロパスカルと、独立気泡構造での低硬度化を進めたほか、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドといったVOCの発生抑制やRoHS指令、REACHといった環境規制への対応を図っている。
200キロパスカル以上の引っ張り強さと180%以上の伸びを確保しており、製品サイズは1000×2000ミリメートルで厚さ2?30ミリメートル品の供給体制を整備している。同社では、軽量かつ環境性能に優れた特性をベースに、従来材からの置き換えを含めた用途開拓に取り組んでいく。

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