米ネイチャーワークスLLCは、日本および韓国市場で耐久材向けポリ乳酸(PLA)を強化する。新たにD体をほとんど含まない高光学純度のPLAを開発・販売する計画で、両市場への投入を予定している。また、すでに開発ずみの耐熱・耐衝撃タイプの新グレード「3801X」を日本で12月に販売開始する。この2つの耐久材向けグレードで自動車分野、電気・電子機器分野など、今後大幅な需要増が見込まれる分野でのシェア獲得を目指す。
ネイチャーワークスLLCはPLA「Ingeo(インジオ)」の拡販を推進するため、日本を中心に耐久材分野を強化しており、耐熱・耐衝撃性コンパウンドの処方や配合プロセスを開示するなど、PLA供給にとどまらず新たな事業戦略を展開している。
日本・韓国市場に投入予定の高光学純度PLAは、D体をほとんど含まないL?PLA。一般的なPLAに比べて結晶化のスピードが速く、成形時間が大幅に短縮されるため射出成形用途で強みをもつ。現在、両市場でのPLAの主な用途は食品包装だが、自動車部品や家電・OA部品など耐久材用途でも急速に採用が進んでおり、今後の需要増を見込んで強化を進める。
現在、既存工場と同規模の第2プラント建設を計画中。建設場所を4カ所に絞り込んでおり、2014年末の生産開始に向け最終調整に入った。今後も拠点の増強を行い生産能力を高めながら、よりグローバルでの展開を目指す。またインジオのグレード拡充を図るとともに、5年後をめどにPLA以外のバイオポリマーにも参入する考えで、新たなパートナーとの連携も計画している。

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