ナイス、熱交換器向けクラッドろう材採用拡大、使用量や工程削減実現

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 特殊溶接材料メーカーのナイス(兵庫県尼崎市)は、独自開発したクラッドろう材「P?FIT」の採用拡大を推進する。同製品は、粉末圧延技術により銅もしくはステンレスの金属板表面に延性の低い金属ろう(BCuP?2、BNi?5)をクラッド化したもの。従来に比べてろう材の低減やろう付け作業の生産性向上が図れる。同社では、熱交換器など産業用途を中心に用途展開を図っていく。

 同社は、ろう材から特殊アーク溶接材料までの幅広い製品群をもつ溶接材料の総合メーカー。国内に7工場と10営業拠点を展開し、ろう材や溶接材料から装置までの開発・製造を手掛けている。真空ろう付け技術では、半導体製造装置や医療用機器、電子機器といった高水準な品質性能が求められる用途分野に製品を提供している。
 クラッドろう材のP?FITは、従来のクラッド圧延法では製造困難な延性の低い金属ろうと金属板をクラッド化したもの。粉末を20?40マイクロメートルの厚さでステンレスなどの心材に圧着することで製品化した。金属板表面に薄いろう材層が均一に形成されているため、ろう材量の低減が可能。また採用によりろう材のセット工程が削減でき、工程の自動化などによるコスト低減も見込める。
 0・1?0・8ミリメートルの薄い心材にも対応しており、すでに板幅50?300ミリメートル製品が提供可能な生産体制を整備している。同製品はプレス成形や打ち抜き加工ができることから、同社ではろう付け加工を必要とする用途分野において、需要の掘り起こしを進める。

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このページは、web staffが2010年9月 3日 16:52に書いたブログ記事です。

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