日産自動車、独自低燃費技術で環境対応強化、10年度4車種発売予定

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 日産自動車は、二酸化炭素(CO2)削減に向けた取り組みを加速する。高分散型リーン窒素酸化物(NOx)トラップ触媒や新機構による軽量・コンパクトな3気筒エンジン、独自のハイブリッドシステムなど新低燃費技術を採用したパワートレインの実車搭載を積極化するもの。2010年度は新たに4車種の発売を予定しており、これら次世代環境技術の搭載によりクラストップレベルの低燃費を実現したエンジン進化型エコカーを「PURE DRIVE」としてシリーズ化していく。

 同社は06年に中期環境行動計画「ニッサン・グリーン・プログラム2010」を発表し、自動車のCO2排出量削減に向けて取り組んできた。パワートレイン関連では、ガソリンエンジンの高効率化を目的に熱損失や機械損失といったエネルギーロス低減技術の開発や、無段変速機(CVT)の採用拡大による効率化を推進。09年にはCVT搭載車数が124万台に達するなど着実に成果をあげており、最終年度となる10年度は新たに5つの新技術を投入する。
 新開発の3気筒エンジン(HR12DE 排気量1・2リットル)は4気筒エンジンに比べて可動部品が少なく、シリンダーブロックに真円ボア加工技術などを施すことで、従来の4気筒エンジン(同排気量)に対して摩擦抵抗を約20%低減したのが特徴。またクランクシャフト両サイドの重りにより重量バランスを調整することで3気筒固有の上下振動を抑制し、4気筒並みの音振性能も実現した。同エンジンを搭載した新型「マーチ」は、独自のアイドリングストップ機構との組み合わせにより、26キロメートル/リットルとクラストップレベルの低燃費を達成している。
 ポスト新長期規制に適合したクリーンディーゼルエンジン(M9R)では、高分散型リーンNOxトラップ触媒を採用。同触媒は白金などの貴金属粒子を約40%微粒化し、浄化層およびトラップ層に効果的に配置することで使用過程における貴金属粒子の凝集を抑制するとともに、貴金属粒子と仕切り材の一体化により触媒と基材の結合力を高め、従来比約50%の貴金属量で安定した浄化性能を確保した。同エンジンは今月発売する「エクストレイル」のAT車に搭載する。
 これ以外にも2・5リットルエンジン並みの出力と燃費性能を高次元でバランスさせた新開発1・6リットル直噴ターボエンジンでは、水素フリーDLCコーティングなどの新技術を採用。また量産車初のデュアルインジェクターを採用した1・5リットルエンジンでは、霧状に噴射される燃料の粒子を従来より約60%小さくすることで、燃費向上と排ガス浄化のための貴金属使用量の低減を実現しており、6月に発売した新型コンパクトスポーツクロスオーバー「ジューク」に搭載している。
 同社では、市場ごとに最適技術を採用した車種を順次投入していく計画であり、日本ではハイブリッド電気自動車(HEV)とクリーンディーゼル車の普及を推進する予定。またPURE DRIVEシリーズとしては今年度、国内市場で4車種を投入する計画であり、マーチおよびエクストレイルAT車に続いて、秋にはエンジンとモーター、駆動輪の間に電子制御クラッチを配した1モーター・2クラッチの独自ハイブリッドシステムによりコンパクトカー並みの低燃費を実現した「フーガ」を発売する。

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このページは、web staffが2010年7月13日 16:03に書いたブログ記事です。

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