中村超硬、ダイヤと金属の複合材を開発、切削工程を大幅短縮

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 中村超硬(本社・大阪府堺市、井上誠社長)は、ダイヤモンドと金属による複合素材を開発した。新素材・モザイクダイヤモンド(MosD)は、ダイヤモンド粒子と特殊金属を混合・成形したもの。切削加工用素材として用いた場合、超硬合金やセラミックスといった硬脆材料の磨きレス鏡面加工ができる。従来の加工法に対して工程時間の大幅な短縮化が可能なことから、同社では加工用工具として用途展開を図っていく計画。

 同社は、高硬度材料に対する最先端の加工技術をベースとした特殊精密部品メーカー。コア技術を活用した独自の工具を展開するとともに、近年では溶剤不要の洗浄技術やワイヤーソーへの新たなダイヤモンド粒子固定技術といった独自開発技術による業容拡大に取り組んでいる。
 MosDは、ダイヤモンド粒子と特殊金属を混合・成形した同社独自の新素材。応用したMosD工具は長寿命化を実現しているほか、超硬合金やセラミックスなどの硬脆材料に対して粗加工から仕上げまでに対応している。同社がおこなった加工精度に関する評価試験で超硬合金の場合に真円度0・4マイクロメートル、表面粗さ(Ra)が0・012マイクロメートル(セラミックスは0・013マイクロメートル)を確認。また、加工時間も従来のダイヤ砥石に対して約30%の短縮化が可能だ。
 現在、子会社の日本ノズルと共同で小径内径加工や平面加工、円筒鏡面加工などMosDを用いたマシニング用工具や治具研削用工具の開発および特性向上に取り組んでいる。同社では取り組みを加速することで早期実用化を目指す。

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このページは、web staffが2010年3月 9日 17:35に書いたブログ記事です。

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