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日立化成 丸山 寿 氏 「強い製品を より多く」
▽主な事業拠点は回りましたか。
「国内拠点は一通り終わった。ほとんど本社勤務だったので工場にも顔を売らないといけない。私のような事務系が初めて社長になったのは、あまりに事業が多様になりすぎ、一人で全体を切り盛りする時代ではなくなったということだろう」
▽新たな中期経営計画を発表しました。
「直近の中期計画では新製品、新事業が育っていないという批判があった。私には成長軌道を作るというミッションが与えられている。当社の歴史は『樹脂を混ぜて、捏ねて、貼って、塗って』だ。これを売れ筋市場に合わせて製品化し、成長してきた。今後も利益率の高い製品を、たくさん持っておきたい。新たに『クラスター』という考え方を取り入れ、ある程度シェアの高いものを束ねて、もっと強くしようとしている」
▽自動車分野への取り組みが目立ちます。
「自動車ではグローバル化が悲願だ。ブレーキパッドの場合、製品に対する要求内容が地域によって異なる。米国ではブレーキの『キーッ』という音が嫌われるが、欧州は音を気にせずに、環境対策や機能にこだわる。欧州の自動車大手からは『現地に研究開発拠点がないとビジネスを進めにくい』と、ずっといわれてきた」
「また他社では生産できない独自製品を重視したい。例えば樹脂製バックドアは、軽量でデザイン性も優れるが、接着剤の扱いが難しく、当社も相当苦労して開発した経緯がある。いまでも量産できるメーカーは限られる。逆にすぐキャッチアップができて参入が容易なものは、突然注文がこなくなる可能性があり、怖くて作れない」
▽研究開発ではオープン化を進めています。
「市場をみつけていくためにも、自前主義からオープンイノベーションへの移行を進めている。今秋に都内に新たな拠点を設けるが、自動車やエレクトロニクスなどの大手ユーザーと密接な関係を築き、製品開発へつなげたい。成果を挙げているつくば市のオープンラボも手狭になったので拡張を考えている」
「また研究者にビジネス感覚を持ってもらおうと『研究所』という名称はなくした。社内には優れた技術が数多く埋もれている。これらを事業につなげるビジネスデザインを強化したい」
▽一方、低収益事業の見直しを進めます。
「継続については個別製品単位、事業単位で定期的に議論する。一定の利益率を出せるか、世界で競争に勝てるのか。そうした議論ができないところは見直しの対象になろう。日立製作所でも営業利益率5%を基準として打ち出しており、見極めが大事になる」
▽グローバル化に対応した本社組織の見直しも課題です。
「社員の大半が外国人になっているいま、幹部への外国人登用は当然。自動車や電池などは海外市場が牽引していくし、さらにグローバル化が進む。本社を海外移転するといった場所の問題ではなく、中身のグローバル化を図らねばならない。今年度中にはグローバル本社構想を作り上げようと思う」
(聞き手=広木功)
【横顔】土曜の朝は区民プールで「自ら課したノルマ」である3000メートルを泳いで気分転換。ただ「これまでは電車通勤の30~40分で本が読めたが、社長になって(車が付いて)できなくなった」のが悩みとか。プロ野球は南海時代からのソフトバンクファン。ネットがなかった米国勤務時代も試合結果に一喜一憂していた。
【略歴】〔丸山 寿=まるやま・ひさし〕1983年(昭和58年)一橋大学法学部卒、同年日立化成入社。2004年コーポレート戦略室長、06年日立製作所出向、08年日立化成自動車部品事業部副事業部長、11年執行役CSR統括部副統括部長、15年執行役常務経営戦略本部長。長野県出身、54歳。