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海外への投資意欲衰えぬインキ各社
印刷インキ各社の海外投資が活発だ。景気変動に左右されにくい食品、日用品などのパッケージ向けインキへの投資が目立つ。国内のインキ出荷額が頭打ちの状況にあるなか、人口増や生活水準の向上を背景に安定した需要が見込める新興国を中心に、事業基盤の整備・拡大を急いでいる。
DICは、インドネシアのスラバヤ地区に食品や飲料のパッケージに用いられるリキッドインキのブレンド工場を新設し、生産量の増加で手狭になったスラバヤ近郊の工場を移設する。今年5月の稼働開始を予定しており、生産能力を現在の約2倍に増やす。同社によると、インドネシアでは生活水準の向上などによって包装需要が増加しており、パッケージ用リキッドインキの需要も2015年の約8万トンから24年に12万トン以上へ拡大する見通し。同国では大日精化工業が昨年、グラビアインキを拡充したほか、東洋インキSCホールディングス(HD)も14年にジャカルタ近郊で設備を増強した。
このほか東南アジアでは、サカタインクスが火災を起こしたベトナム・ホーチミン近郊の工場を昨年10月に再建し、併せて生産能力を高めた。DICも、ホーチミン近郊の工場でパッケージ用リキッドインキの生産能力を増強した。同社は、パッケージ用インキを地域顧客の要望に合わせて改良・提供することを目的に、タイに印刷インキ技術センターを設立。14年1月から業務を開始している。
東洋インキSCHDは、トルコのインキメーカー、DYOプリンティングスの株式を取得した。東洋インキSCHDはMENA(中東、北アフリカ)、中央アジア、東欧などの地域で事業展開の強化を図るためトルコに注目。ハブ拠点化を目指して14年に事務所を、15年1月には販売会社を設立し、マーケティング先行で活動を進めていた。DICの100%子会社である米サンケミカルも、トルコのアロスビーにパッケージ用リキッドインキの新工場を建設。高い市場シェアを有する同国において、さらなる事業拡大に力を注いでいる。
現地需要の開拓を目的に、早くから海外へ積極的に進出してきた日本のインキメーカー。中国や東南アジア、インドといった新興市場では、なお事業拡大の余地は大きいとみている。ただ昨今の中国をはじめとする新興国の景気減速や、通貨安・株安などをみると、先行きの不透明感は色濃い。将来の躍進を見据えた収益力向上が重要課題となっており、なかでも現地の環境変化に対応する力を高めることが求められよう。