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果てしなき大再編の歴史
欧米の化学産業の動向を四半世紀近く見てきた。1990年代前半、日本のどの化学企業よりも大きかった欧米の化学会社が次々と消えていくのを目の当たりにして、何が起こっても不思議ではないと思っていたが、ダウ・ケミカルとデュポンの合併話には驚いた▼ダウが農業科学部門の最適オーナーシップを模索すると発表して以降、同分野で何かあるとにらんでいたが、丸ごとの統合が検討対象となっているとは想像できなかった。背景にはアクティビストの存在があるとの分析もある。英ICIも数%の株式を保有した株主の要求に突き動かされるようにゼネカとの企業分割に進み、最終的には消えた▼「ウォールストリートはジャングル」。ある米国化学企業の広報はそう表現する。少しでも弱みを見せると食われてしまう。デュポンもダウも優良企業だ。ダウは直近の四半期まで416期連続で配当を続けている。デュポンはサイエンスの力を世に送り込むパイオニアとして走ってきた。そんな両社が統合に進む。資本主義の厳しさである▼翻って日本の化学企業は事業基盤の転換を進めつつ、産業構造自体は四半世紀前と大きく変わっていない。変わらないことの意味はまだ見えない。ただ、世界の化学産業の中でその産業構造と存在が際立っていることだけは間違いない。