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島津製作所 上田輝久氏 「グローバルに強み発信」
▽ 社長に就任されて5カ月が経過しました。
「社長業の大変さを痛感している。株主、投資家、当社を応援してくれている方々、さまざまな人と会う機会が増えた。社内においても分析計測事業部をはじめ各部門で人事異動を行ったため、体制が大きく変わった。私を含め皆、いまの業務に慣れるまでにもう少し時間がかかる。1年を通じて一通りこなす必要がある」
▽ どのような会社へと発展させていきますか。
「グローバルで信頼される会社を目指す。ナンバーワン、オンリーワンの製品開発を推進し、性能ならびに品質に優れた高付加価値な製品を提供していくことで海外で当社の知名度を向上させていく。これと並行して、当社がどのような事業を手掛けているのか、よりわかりやすく世界に発信していく」
▽ ものづくりに関する方針は。
「ユーザーのニーズに即した高度なものづくりを実践していく。顧客の要望に応えてつくり上げたのが液体クロマトグラフ質量分析計(LC―MS)で、強い製品に育った。これからもLC―MSのような製品を生み出していく」
「ハードウエアだけでなく、ソフトウエアの開発にも力を注ぐ。ユーザーは当社の製品が欲しいのではなく、当社の製品を利用することで得られるデータを欲している。このデータをどう解釈するかが肝要だ。例えば、X線画像診断装置を使って撮影した画像データのどの個所にがんがあり、かつ悪性か良性かを見分けるためには、医師とともに画像データを解析し、その情報をデータベース化するといった作業が欠かせない。ソフトウエア開発においては他社とも協力していく」
▽ 国外でイノベーションセンターを整備しています。
「ユーザーや大学の研究者らとより密接に研究開発を進めていくため、イノベーションセンターを立ち上げている。今夏、米国に設立したのに続いて、今秋には中国・北京に『島津中国質量分析センター』を開設した。2016年4月以降にドイツ、シンガポールに拠点を設ける予定だ」
▽ 新規事業について。
「重点分野の一つに定めているのがヘルスケア。iPS細胞関連や超早期診断につながる分子診断などの育成に努めている。ヘルスケアではこれまで診断領域での事業展開が中心だった。今後は放射線治療関連装置、外科手術支援システムといった製品を拡充し、治療領域も伸展させていく。分析計測機器と医用機器の両方を扱っていることを強みに、健康状態の把握から精密検査、治療、予後管理までを一貫して網羅していく」
▽ ヘルスケア以外で伸ばしていく分野は。
「環境、食品、インフラ、そして高分子と金属を複合化させた新素材関連などを強化していく考えだ」
▽ 15年度下期の見通しは。
「15年9月中間決算は全般的に好調に推移し、過去最高業績を記録した。下期以降についても現状、大きな負の要素はない。ただし、設備投資の延期といった動きは注視していく」
(聞き手=池田旭郎)
【横顔】 主力の分析計測機器事業に従事してきた。国内外でオープンイノベーションの場を設けるなどで新技術および新製品を創出し、さらなる成長へとつなげていく。社長就任を機にゴルフを再開した。米国拠点に赴任していたときは我流だったが、「今回は秘書室のメンバーが育成プログラムを作成してくれた」。当面の目標としてスコア100を目指す。
【略歴】上田 輝久〔うえだ・てるひさ〕 1982年(昭和57年)京都大学大学院工学研究科修士課程修了、同年島津製作所入社。00年分析機器事業部LC部長、07年執行役員分析計測事業部副事業部長、11年取締役分析計測事業部長、13年取締役常務執行役員分析計測事業部長、14年取締役専務執行役員分析計測事業部長、15年6月社長就任。山口県出身、58歳。