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旭硝子・島村琢哉氏
新たな成長へ総力結集
-度重なる下方修正など苦戦が続く中での就任です。
「1990年代後半に従事していたクロールアルカリ部門では赤字が膨らむなど大変厳しい事業環境にあったが、国内事業を中心に再編を主導し乗り切った。ピンチの中にチャンスがあることを身をもって経験し、自信にもなった。15年度までの経営計画では事業構造改善と成長のための投資を打ってきた。16年度からは新たな成長の果実をつかみたい。そこへ全社を結束させ誘導していくことに大きなやりがいを感じている」
-化学品部門出身の社長は年まで務めた?谷博道氏以来です。全社一丸となるために社内の意識をどう高めていきますか。
「当社はガラス、化学、セラミックス、電子の幅広い技術とグローバル事業基盤を備え、あらゆる産業にアクセスできるルートもある。これだけ強みを持つ会社はなかなかない。成長のカギはわれわれが顧客に何を提案でき、顧客のニーズにどういう答えを提供できるかに尽きる。成功の反対は『失敗』ではなく『やらない』ことだ。リスクを覚悟のうえで挑んでいくチャレンジ精神をもう一度呼び起こしていく」
-足元の経営環境をどう分析していますか。
「4期連続の下方修正を余儀なくされたのは、ガラス事業の構造改革が一部で完結できていないことや、円建てで展開しているディスプレイ事業で価格下落の影響を受けたことが原因。北米のガラス事業で残されている課題は近く結論に達し、先進国での構造改善にめどがつく。ディスプレイはテレビの大型化を受けて需要の伸びは大きい。価格下落も底を打ち、16年度には確実に成長へと転ずる。原油価格の下落は15年度の第2、第3四半期の業績でプラスの要素として期待できる」
-どういった事業分野で成長を描きますか。
「これまでの収益構造はディスプレイ事業の一本立ちだったが、自動車向けガラスや化学品といった成長分野に経営資源を振り向け、『ガラス』『電子』『化学品』の3部門が均等に収益を上げられる体制を目指す。化学品ではインドネシアのクロールアルカリ事業で400億円の増強投資を決め、ベトナムの塩ビ企業を今年買収した。インフラなど社会資本充実のために基礎素材は欠かせず、こうした先行投資は勝算を見込める。長年の実績が呼び水となり、拡大基調の医農薬中間体・原体も成長を期待できる」
-成長には新事業・サービスの開発も不可欠です。
「多様なガラスや素材とマーケットをつなぎ新事業を創出したい。ガラスとディスプレイを直接貼りあわせる接着素材や指紋の付かないフッ素フィルムを開発したり、先進機能ガラスや路面温度の上昇を防ぐ特殊塗料などの新商品を投入する。環境対応型新冷媒もボリュームを稼げる新事業の一つと位置付ける。ガラスや化学といった枠組みを越え、世の中が求める商品を特徴あるかたちで提案し続けられる価値創造型企業を目指していく」
【略歴】〔島村 琢哉氏=しまむら・たくや〕80年(昭和55年)慶応義塾大学経済学部卒、同年旭硝子入社。03年アサヒマスケミカル社長、06年旭硝子化学品カンパニー企画・管理室長、09年執行役員、10年同カンパニープレジデント、13年常務執行役員電子カンパニープレジデント、15年1月社長就任予定。神奈川県出身、57歳。
【よこがお】化学品部門を収益の柱に育てた。業績苦戦が続く中、次はAGCグループ全体に新たな成長の波を起こす。「苦しい時だからこそ力が湧き、組織はより結束できるはずだ」と部門間の枠組みを越えて総力を結集させる。「入社以来ずっとチームプレーを心掛けてきた。いいチームであれば結果は必ずついてくる」と話し、従業員には「最高のチームワークを作るために自ら考え行動してほしい」と語りかける。