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ロシュ フーマー会長 「中外との協業を優先」
【シンガポール=渡邉康広】ロシュは中外製薬の株式約6割を持ちながら、独自性を尊重する「ユニークなモデル」(フランツ・フーマー会長)を維持・強化し、今年で年が経つ。一方、米国で開発コストが膨らみ研究所を閉鎖するなど世界的な再編も進めつつある。戦略パートナーである中外を含めた協業でアジアをどう攻略するのか。フーマー会長に話を聞いた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
―アジア市場が拡大するなか、地域独自の戦略を持つ必要はありませんか
「アジアに特化した戦略はなく、欧州も米国もアジアも戦略は世界同一だ。ロシュは診断およびイノベーションにフォーカスした医薬品に特化しており、後発医薬品などに展開を広げる考えはなく、アジア戦略を持つ必要はない。なぜなら研究も開発もグローバルに考え展開しなければならないからだ」
― ロシュと中外製薬の創薬における相乗効果は
「中外は独自の創薬プログラムを持ち推進しているが、ロシュやジェネンテックのデータベースにアクセスすることが可能だ。またロシュはそうしたプログラムに参加する権利を持つ。お互いに情報交換が可能だし、研究者の行き来も可能で、協業を図っている」
― ロシュの診断技術をロシュおよび中外の創薬研究にどう生かしていますか
「大変活発に行っている。なぜならロシュの主要戦略の1つは、個別化医療に適した医薬品を開発することだからだ。そのためには優れた診断技術が不可欠であり、そうした医薬品を開発できれば最適な患者を見極めることができる。開所した(中外の)シンガポール研究所では数多くのモノクローナル抗体の研究を行うことになるが、(ロシュの診断技術を活用した)非常に特殊な診断試験を実施することになる」
― 中外以外の日本企業との協業について
「ロシュは中外以外の多くの日本企業と協業しているが、中外もロシュ以外の製薬企業と多くの協業を行っている。ただし、中外はロシュのパートナーであり、中外にとってもロシュは日本国外におけるパートナーに変わりはない。この戦略提携は他の協業に優先する」
― 日本たばこ産業から導入した高脂血症治療薬ダルセトラピブや週1回投与の糖尿病薬タスポグルチドなど大型の新薬研究が挫折しているが、シンガポールの研究に影響はありませんか
「影響はない。開発の中断などいくつかあるのは事実だが、一方で70近い案件の成功も進んでいる。ロシュは生死にかかわる病気、とくにがんやバイオロジー、糖尿病などの免疫疾患にフォーカスしているほか、移植に関連する医薬でも大きな強みがあり、既存の強みとして引き続き強化する。さらにロシュも中外も中枢神経領域の研究で新たな強みを発揮しつつあり、精神分裂病やうつ病、痴呆症やアルツハイマーなどの疾患の研究が進展している」
― 欧米では研究拠点の再編を進めているが、アジアで今後再編は
「2010年に立ち上げたシンガポールの臨床医薬拠点では臨床試験にフォーカスしており、研究と開発の中間を担っている。最適な医薬品を見極め、最適な患者に供給するのが狙いだ。このため同研究所には研究者に加え、臨床医が勤務している。昨年、臨床試験を開始したが、非常に成果を収めている。ロシュは臨床医薬拠点を世界に3つ(シンガポール、米ボストン、仏パリ)持つが、シンガポールは成功しつつあるのでプログラムの規模を拡大する予定だ。アジアではロシュは上海にも研究所を持つが、上海では分子レベルの医薬研究を行っており、シンガポールとは全く異なる研究テーマ。アジアで再編する考えはなく、拠点ごとの強みを発揮させていく」