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2011年12月20日 前へ 前へ次へ 次へ

蘇生目指す「奇跡の一本松」

 政府は福島第1原発事故で第2段階(ステップ2)の目安とした冷温停止状態になったとし「収束」を宣言した。しかし、事故で避難を余儀なくされた住民の受け止め方は冷ややかだ。眼前にある被災の実態は収束とは程遠い▼津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市の高田松原は、7万本の松が海岸に立ち並ぶ名所だった。津波に耐えた「奇跡の一本松」が復興のシンボルとなったのは周知の通りだが、地盤沈下による冠水などで根腐れが確認された。蘇生はほぼ絶望的らしい▼復興のシンボルを何とかしたいと、一本松の蘇生に取り組んできた住友林業などがこのほど、松ぼっくりから25粒の種子を採取、18本の実生苗を生育させることに成功した▼明るい緑色の葉をまとった子どもたちは、2?4センチの大きさに育ったという。植栽が可能となる大きさは30-50センチとされており、7-8年の育成が必要となる▼政府は廃炉まで30-40の工程を描く。冷温停止はともかく、今後、原子炉内の検証や溶融した燃料の捕捉、処理など先端技術の開発を含めた遠大なプロセスが必要になる。収束宣言は、始まりにすぎない▼自然の猛威に耐えた「一本松」の遺伝子は、まず18本の子どもたちに受け継がれた。子どもたちはその成長のなかで、事故の収束と再生を見守ることになる。


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