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2011年07月29日 前へ 前へ次へ 次へ

壁紙の塗装に女性ニーズを取り込め

 壁紙の上から塗装できることは一般消費者にはあまり知られていない。そこで日本塗料商業組合をはじめとする塗料・塗装業界団体が、壁紙の上からの塗装のPRに乗り出した。長年使って汚れてきた壁紙の上に、素人でも手軽に塗料を塗ることができることを、ポスターやチラシで今年3月末から訴求している。国内の内装市場の約9割は壁紙が貼られているが、塗装している内装は1割程度しかない。需要喚起につながる新たな取り組みとして評価したい。
 この活動の一環に、日本塗料商業組合は、組合員を対象に社屋や自宅の壁紙を塗装した場合、塗料代金の一部を補助し、優れた物件を表彰するキャンペーンを始めた。新しい取り組みだが、これは一般消費者が対象ではない。まず「隗より始めよ」ということだろうが、内輪だけで終わらないでほしい。
 カラーデザイナーの秋山千惠美さん(カラーワークス専務)によると、家の外壁や内装の色の決定権は主婦が握っているという。また、自分で塗装する場合、外壁の塗装は男性の仕事となるが、内装の塗装は主婦が行う場合が多いそうだ。
 主婦にとって壁の色は、家具やカーテンを選ぶのと同様、インテリアの一部である。だから塗料の色彩も女性の心をとらえた多様な種類を揃える必要がある。秋山さんの店舗では英国王室御用達の内装用塗料を輸入し女性に人気を博しているという。ここは塗料・塗装業界が共に知恵を出し合って女性を取り込む策を考える必要があろう。
 秋山さんが女性を対象に行ったアンケートによると、塗料や塗装に抱くイメージは、「臭い」、「(塗装の)職人が怖い」といった答えが返ってくるそうだ。だが内装向けの水性塗料を使えばVOCはほぼゼロ、悪臭もほとんどないので人や環境への負荷は極めて低い。塗料が衣類に着いても水性ならすぐ洗えば落ちるので、子供と一緒に楽しみながら自分で塗装することもできる。こうしたメリットを一般消費者にもっと訴える必要があるだろう。
 また、一般消費者はホームセンターで塗料を購入するケースが多いが、ただ塗料が並べてあるだけで相談する人がいないとった不満もあるようだ。このためには薬局に薬剤師がいるように、消費者に適切なアドバイスができる人や場所を設けてはどうだろう。
 1960年の化粧品市場は塗料市場より小さかったが、今はほぼ2倍になっている。化粧品は毎日消費され、塗料は一度塗ったら当分塗り替えないという違いはあるが、化粧品業界が女性を取り込むために行ってきた努力も忘れてはならない。


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