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2011年04月25日 前へ 前へ次へ 次へ

東日本大震災 発泡ポリスチレン 設備復旧完了へ フル操業に

 東日本大震災の影響により、供給体制に影響が出ていた各種発泡ポリスチレンは、まもなく全設備の復旧が完了する見通しだ。復興需要や消費者の買いだめ行為などになどもあり、カップ麺容器向けの発泡ポリスチレンシート(PSP)や断熱材向けのビーズ法発泡ポリスチレン(EPS)および押出法発泡ポリスチレン(XPS)などは需要が拡大し、需給バランスがひっ迫している。月内には全設備が普及することで最大の危機は乗り越えたかたちだ。
 EPSは、震災の被害が大きかった鹿島地区にカネカとJSPの主力工場があり、供給量が絞り込まれた。生産設備の損傷は軽微だったものの、ユーティリティなどの付帯設備や物流関連設備に損傷が発生。停止期間の長期化も懸念された。しかし、カネカは4月中旬に通常操業を再開、JSPも27日には通常操業に復帰する見込みで、川上の原料メーカーに先駆けた普及を実現している。
 EPSの需要面では、主力の魚箱向けが震災の影響で大きく減少しており、3製品のなかでは需給バランスの懸念は最も少ないとみられている。ただ、土木・建築向け資材や断熱材としての用途も持っており、今後は復興需要も見込まれている。
 XPSは、需要のほとんどが住宅用などの断熱材用途であり、昨年の住宅エコポイントの施工により需給バランスがタイト化していた。さらに、震災によりカネカ・鹿島、JSP・鹿沼、ダウ化工・鹿沼の関東3拠点で一時操業が停止。調達難を懸念する需要家が玉確保に走ったこともあり、需給タイト化に拍車がかかっている。
 震災の復興需要も、需給ひっ迫に拍車をかけている。建設予定戸数が7万戸とされる被災者向け仮設住宅の床や一部天井部分にXPSが使われているため。夏場の電力不足懸念もあって、タイトバンスは当面続くとみられているが、全工場がすでに普及を果たしたことで、震災直後の混乱状態からは脱している。
 PSPは、カップ麺用容器や食品トレーなどの食品包装材料向けの基礎素材であり、一部の製品は震災後に需要が増大している。とくにカップ麺向けは、一般消費者の購買行動の影響もあり、食品メーカーがフル操業体制に入っていることから需要が増大している。
 設備面では、関東の5拠点に影響が出たが、いずれも早期に復帰した。
 ただ、需要家による増産要請もあって需給はタイト化。各社はゴールデンウイークを返上してフル操業体制を維持し、供給責任を果たす考えだ。
 設備面では機器を乗り越えた発泡PSだが、夏場の電力不足懸念や副原料の調達難など、不透明要因は残っている。各社は、生産効率の高い汎用グレードの生産を優先するなどして、電力不足や副資材不足を乗り越えたい考え。また、ここにきて原料価格の高騰が高騰していることも発泡PSにとっての新たな懸念材料となっている。


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