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2011年04月20日 前へ 前へ次へ 次へ

人類の英知で実現したい核融合

 原子力発電は核分裂で生じるエネルギーを利用する。一瞬で核分裂を起こさせる原子爆弾との大きな違いは、ゆっくりと分裂を進行させることである。福島第1原子力発電所の事故は、その制御に対する技術的な課題を浮き彫りにした▼東京電力が事故の収束に向けた工程表を示した。原子炉を「冷温停止」状態に6-9カ月でもっていくのが柱で、その要は冷却系の正常化である。核分裂の連鎖反応を抑えるには、とにかく冷やし続けるしか術がないようだ▼核分裂とは逆の核融合を発電に応用する研究が、日本を含めた国際共同で進められている。水素のような軽い原子核同士を融合させ、その際に発生するエネルギーを利用する。実現できれば、人類は恒久的な電力源を手中にできるという▼日本原子力研究開発機構の核融合実験装置が茨城県にあり、完成した約20年前に、ドーナッツ状の炉内を覗かせてもらったことがある。核融合には1億度C以上の温度が必要で、プラズマを磁場で閉じ込めながら超高速回転させる▼連鎖反応を利用しない核融合は原理的に暴走せず、放射性廃棄物の問題も少ない。21世紀半ばの実用化が想定されているが、技術的なハードルは極めて高い。原発から一足飛びにはいかないが、人類の英知で夢の技術がいつか実現することを期待したい。


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