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2011年04月14日 前へ 前へ次へ 次へ

震災で再評価されたプラ製容器包装

 東日本大震災の被災者支援で、PETボトルやプラスチック製包装容器資材は重要な役割りを果たした。軽くて丈夫という特性や、食品の品質を長期間安定して保持できるプラスチック無しには避難所の生活は維持できないだろう。一方で、震災後に起こった自粛ムードの中で、使い捨てのイメージが強いプラスチックを「ムダ」の象徴とみなし、使用を抑制しようという動きも予想される。化学産業は、プラスチック製品の果たしている重要性を再認識してもらう努力を重ねるとともに、環境負荷低減に向けたリデュースやリサイクルを強化し、的確な情報発信が求められている。
 PETボトル、プラ製包装資材のほかアルミ缶、スチール缶、ガラスびん、紙容器などの容器包装は暮らしに欠かせない製品として定着している。技術開発を通じた素材間の競争も激しく、経済性や消費者の嗜好によってシェアも大きく変化してきた。ガラスびんやスチール缶の消費量が減少する一方で、PETボトルを含めたプラスチック化が進んだのは、その特性を食品など需要業界や消費者が評価したためだ
 一方で、容器包装リサイクル法の施行を契機に、リデュース・リユース・リサイクルの3Rの推進が社会から求められている。食品業界なども含めた容器包装に関連する8団体は「3R推進団体連絡会」を結成して、2006年度から5年間の3R自主行動計画を策定した。3Rの目標を可能な限り数値で示す一方で、リユースではガラスびんのみを対象にするなど素材の特性に配慮した。競合関係にある多くの業界が、3Rの情報共有や普及啓発活動では協力して情報発信を行う取り組みだ。
 この自主計画は1年残しているが、09年度までの実績は着実に成果を出している。10年度のデータ集計に時間が要することから、継続的な改善を推進するために11年度を初年度にして15年度までの計画をこのほど作成した。それによるとアルミ缶、スチール缶、PETボトルのリサイクル率は85?90%まで上昇しており、15年度もこの水準を維持することにした。地方自治体が収集するプラ製容器包装は、09年度に収集率61・3%まで高まったが、15年度目標は75%を掲げた。
 プラ製容器包装は課題を残しているものの、リサイクルに関しては社会に定着してきたといえるだろう。15年度目標では軽量化を軸にしたリデュースの取り組みを強化することが特徴である。容器包装の国内市場は成熟期を迎えており、PETボトルを含めたプラ製品でも顧客や社会が求める循環型社会の構築に挑戦を続けてもらいたい。


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