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2011年04月14日 前へ 前へ次へ 次へ

逆風の中で迎える科学技術週間

 宮古市の旧田老町を襲った約38?の大津波は、高さ10?を防潮堤を一気に乗り越えた。過去に何度も津波の被害を受けた地域だけに、海岸住民の集団移転を模索したこともあったが、漁業関係者の理解が得られず、防潮堤による防災を選択した。自然の脅威の前に技術はあまりにも無力だった▼福島第1原発の事故評価は最悪のレベル7になった。その前日、資源エネルギー庁は発行した広報誌に不適切な記事掲載があったと謝罪した。原発の寿命は30年といわれたが、運転開始から40年を迎えた福島第1の安全問題を取り上げている。高経年化対策も紹介されているが、技術への過信もあって解体には踏み切れなかった▼ここまで事態が悪化すると、菅首相の「原子炉は一歩一歩安定化に向かっている」という発言を素直に受け入れることは難しい。巨大科学を象徴する原子力の敗北でもある▼半旗を掲げ、重い空気が漂う霞が関の官庁から垂れ幕が姿を消す中で、18日から始まる「科学技術週間」は残っている。原発への逆風が吹き荒れ、電力の30%を依存する原発が根本から問われる▼それでも、原発事故の収束は技術なくしては不可能だし、原発抜きの日本社会を想定する覚悟はできていない。悪魔になりうる可能性を秘めた科学技術だが、正面から向き合うしかない。


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