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2011年03月25日 前へ 前へ次へ 次へ

東日本大震災エンプラコンパウンド、グレード対応困難に

 エンプラコンパウンド業界において、ユーザーの要望に沿ったグレード対応が困難な状況となりつつある。ポリカーボネート(PC)など一部のニートレジン設備に被害は出ているものの、さらに深刻なのはコンパウンド加工場の損害に加えて、ガラス繊維などの強化材や添加剤の安定調達が難しくなっていることだ。日本メーカーが得意とする少量多品種供給が困難となれば、自動車、電気・電子部品メーカーといった主要ユーザーの生産にも影響を及ぼす可能性がある。
 エンプラ業界では強度や耐衝撃、難燃、帯電防止機能などを付与するため、ニートレジンにガラス繊維や炭素繊維、無機フィラーなどを混ぜてコンパウンドとして供給するのが一般的。大半の樹脂メーカーが重合からコンパウンドまで自社内で一貫体制を確立しているが、小ロット・短納期の市場ニーズに対応するため、外部にコンパウンドを委託するケースも多い。
 今回の東日本大震災により、三菱ガス化学が鹿島工場(茨城県神栖市)のPC設備を休止するなど一部のニートレジン自体に被害が発生している。また三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)の関係会社である鹿島ポリマー(茨城県神栖市)やデュポンの宇都宮事業所(栃木県宇都宮市)といった関東地区に存在する一部コンパウンド加工場に被害が発生しているもよう。
 加えてコンパウンド材料に欠かせない、強化材や添加剤などの安定調達が難しくなっているようだ。一部のガラス繊維メーカーの生産に影響が出ているほか、計画停電や物流網の乱れにより通常の受注および出荷作業が行えない状況にあるという。さらに帯電防止剤などの添加剤についても一部メーカーの生産が停止しているようす。
 このため帝人化成や東レ、ポリプラスチックスといった自社工場に影響がなかったニートレジンメーカーも原材料調達など今後の対応を懸念している。
 エンプラは幅広い用途で用いられており、メーカー各社は多くのグレードをラインアップする必要がある。物性値・品質確保の面から原料・副資材の切り替えは容易ではないとされており、今後、ユーザーの要望に沿ったきめ細かなグレード対応が困難になるとみられる。
 近年、自動車、電気・電子部品の小型・薄型化、高機能化にともない機能性コンパウンドの要望が高まっている。エンプラメーカーの供給状況によっては、自動車やITメーカーの生産にも影響を及ぼす可能性がある。


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