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課題が示された容リ法プラ再商品化
日本容器包装リサイクル協会(容リ協)は、2011年度のプラスチック製容器包装の落札結果(速報版)を発表した。リサイクル総量は前年比微増となり、再商品化手法は材料リサイクルが54%を占めた。一方で落札単価は約3%低下している。今後、リサイクル量の伸び悩みが避けられず、この中で材料リサイクル優先が続く限りケミカルリサイクルなどの厳しい環境が浮かび上がる。
容器包装リサイクル法では、アルミ缶やスチール缶のように市場原理に基づいてリサイクルが定着している容器包装を除いてガラス、紙、プラスチック容器のリサイクルに必要な費用負担を特定事業者に課している。
施行後15年以上を経過するが、社会的注目されてきたのはPETボトルと「その他プラ」と呼ばれるプラ製容器包装だ。このうちPETボトルは収集・分別が整備されたことに加えて、中国の需要に支えられて輸出が急増した。この結果、国内でリサイクルを行うよりも、輸出に振り向けた方が地方自治体の手取りが増えるいう事態が発生した。一方で国内のリサイクル事業者は高価格のPETボトルを手当てすることになり、赤字が続いた帝人など撤退する企業も相次いだ。
08年秋に発生した世界同時不況によって、中国のPETボトル輸入量は一時的に減少したものの回復に転じた。この需給を反映して11年度は、前年に比較して85%アップのキロ48円の支払いをリサイクル事業者は迫られた。中国の需要は根強く、とくに高品質の日本品に対する引き合いは堅調といわれる。
これに対して、多様な素材が混じりあって分別が難しいプラ製容器包装は、特定事業者が費用を負担してリサイクルを行っている。ただ、当初から政府の導入した材料リサイクル優先に関しては合理的でなく、コスト高になるという見方は強かった。容リ協の11年度の落札速報によると、落札量は68万?、前年比0・8%増にとどまり、落札単価はキロ55・8円と前年の57・3円からわずかに値下がりした。コークス炉化学原料化を除いて値下がりしている。
落札の54%を占める材料リサイクルも例外ではないが、単価は71・5円と、コークス原料化41・2円、ガス化30・8円、高炉還元剤化32・0円などを上回る。ケミカルリサイクルの油化は落札ゼロになった。もう1つの課題は落札量は横ばいで推移しており、政府の見通しでも大きな伸びは見込めないことだ。昨年は宇部興産のガス化設備、北海道プラスチックリサイクルの油化設備が操業中止に追い込まれたが、非材料リサイクル事業は存続に危機にある。