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精留塔
アメリカ人にとってスパイダーマンは永遠のヒーロー、ワイヤー並みの強度を持つ糸状の繊維を放出するなどのスーパーパワーで国民を魅了してきた。日本人にとって「蜘蛛」のイメージは必ずしも良くないが、クモ目の仲間は世界で101科3万5000種と聞くと、好奇心が刺激される▼大学発ベンチャー、「スパイバー」(山形県鶴岡市、関山和秀社長)が開発を進めているのが、クモの糸の人工合成だ。同社によると、クモがぶら下がるときの「牽引糸」はナイロンなどを上回る強度、伸縮性、耐熱性を持ち、直径1センチの糸でジャンボジェット機を吊るすことが可能なスーパー繊維らしい。90年代初め、米軍が遺伝子組み換えによる実用化を目指したことがあるらしいが、日の目をみていない▼スパイバーはこれまでに糸をつくる遺伝子を特殊な微生物に組み換え、糸の原料となるタンパク質を産生させて繊維化する技術の実用化にめどをつけた▼当面、この実用化が注目されるところだが、同社の真骨頂はクモが必要に応じて産生するアミノ酸配列の異なる数種類の糸を解析したこと。このデータベースを、必要な特性に対応したアミノ酸配列を示す"人工知能"へ昇華させつつある▼スパイダーマンのスーパーパワーとスーパー繊維づくり、夢の広がりに注目したい。