アイシン化工、アンダーコートを50%軽量化、複数車種に採用へ

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 アイシン化工は、自動車の軽量化に貢献する低比重アンダーコートの提案を強化する。熱膨張して気泡を形成する特殊なマイクロカプセルを処方したコーティング塗料で、従来品に対し50%の軽量化を達成した。今年度から各自動車メーカーに売り込んでおり、2012年度には複数車種での採用を見込んでいる。防音機能の向上など、新たな機能を付加した新製品の開発にも取り組んでいく。

 アンダーコートは、自動車のホイールハウスの内側などに塗装され、石跳ね対策(耐チッピング)や防錆、防音などの目的で塗布されているコーティング塗料。軽量化についてはこれまで、各種のフィラーを充填する方法があったが、コストアップになるほか性能が落ちるなどの難点があった。
 開発品は、ベースとなるペースト状のアンダーコート材に、熱が加わると発泡するマイクロカプセルを添加した材料。ホイールハウスの内側などに塗装後、自動車ボディーの焼き付け工程で発泡する。
 マイクロカプセルによって生じる気泡は、1つひとつのセルが独立し、しかも均一に分布するように処方を最適化している。これにより、耐チッピング性能などは従来と同等を維持したうえで、従来品に対し50%の軽量化を実現した。
 今年度から始めたマーケティングで、すでに需要家から高い評価を得ており、採用に向けた手応えをつかんでいる。来年度には複数車種での採用が見込まれている。
 また、このアンダーコート材が独立気泡を持つ特徴を生かし、防音機能や断熱機能の向上などプラスアルファの機能を付与した新グレードも開発していく。各種機能付与に必要な膜厚なども詰めながら、さらなる高付加価値化を図っていく考え。

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このページは、web staffが2011年12月 6日 18:30に書いたブログ記事です。

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