TPR工業、独自の異種材複合技術応用、軽量のドラムブレーキ提案

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 鋳造品メーカーのTPR工業(山形県)は、独自の異種材複合技術を応用したアルミドラムブレーキを提案する。開発品はアルミ合金製ブレーキ本体に特殊鋳肌形状の鋳鉄部品をドラム内面に接合したもの。接合面はランダムかつ均一な突起分布により熱膨張による径変化が小さく高い熱伝導性を実現しており、ブレーキとしての耐久性を確保しつつ従来品に比べ大幅な軽量化が可能だ。同社では、自動車部品の軽量化手段として同技術の応用展開を推進していく。

 同社は各種内燃機関に使用されるシリンダーライナーの大手メーカー。日米欧および中国、アジアで生産・販売拠点を展開しており、主力のシリンダーライナーをはじめピストンリングやバルブシート、ターボシールといった焼結部品を事業化している。高まる低燃費化ニーズに対して薄幅・低張力の1・5ミリ2ピースオイルリングを世界で初めて量産化するなど、優れた技術開発力をベースに製品の高性能化に取り組んでいる。
 アルミドラムブレーキは、高性能シリンダーライナーの開発で培った独自の異種材複合技術を応用したもの。同技術は遠心鋳造法により外周面にこぶ状の突起を形成したリング部品を作成し、それをアルミ合金で鋳包み製造する。単純な突起と異なりアルミとの高密着性を実現しているのが特徴。開発品は、ドラム内面を鋳鉄製とすることで従来品と同等のブレーキ性能を確保するとともに、本体部分のアルミ化により大幅な軽量化を可能としている。
 同社では、ドラムブレーキ以外にもモーターの軸受けなどへも適用可能とみており、積極的な普及活動により自動車部品のさらなる軽量化に貢献していく考えだ。

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このページは、web staffが2011年12月 2日 18:25に書いたブログ記事です。

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