広島大など、樹脂・合繊に消毒成分固定化、自動車内装材向けなど的

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 広島大学大学院の二川浩樹教授とTBカワシマは、樹脂や合成繊維に対する消毒成分の固定化技術を開発した。新技術はプライマーを処理することで抗菌・抗ウイルス加工が可能な消毒剤(商品名・Etak)を基材表面に定着させるもの。自動車や航空機の内装材や壁紙、絨毯といったインテリア、各種フィルム製品に消毒効果を付与することが可能となった。両社では2年後を目標に応用製品を商品化する。

 Etakは4級アンモニア塩と基材表面に固定化する反応基からなるエトキシラン系消毒剤。室温で水酸基もしくは酸素と反応して抗菌・抗ウイルス機能を付与できるのが特徴。固定化された表面に菌やウイルスが接触することで殺菌・不活性化するため、抗菌加工スプレーや白衣、マスクなどの繊維製品として実用化されている。同製品は木材や綿・ウールなどの繊維をはじめガラス、陶磁器、ゴム、金属とは結合しやすいが、アクリルやポリプロピレン(PP)などの樹脂への固定化が困難だった。
 新開発の固定化処理技術(Etak?α)は反応基として新たにカルボキシル基を導入することで低温での固定化を実現したもの。洗濯耐久性試験ではEtakが強固に固定していることや綿素材の耐久性が向上することを確認している。これにより水系エマルジョンや重合によってウレタン系を除く樹脂製品に対して抗菌・抗ウイルス機能を付与することが可能となった。
 TBカワシマでは、フィルム製品への応用を主に商品化に取り組む考えであり、密閉空間である航空機や市場ニーズが高い軽自動車の内装材をターゲットに製品開発を進めていく。また、抗菌・抗ウイルス機能のほかに帯電防止機能も確認していることから工業用に加工材の販売も検討していく。

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このページは、web staffが2011年11月30日 18:17に書いたブログ記事です。

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