倉敷レーザー、金属製品の面取り加工表面保護新技術、溶剤をコート

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 精密板金加工の倉敷レーザー(岡山県倉敷市)は、高生産性を実現する表面保護技術を開発した。液状の溶剤を製品表面に均一にコーティングし、乾燥によって保護膜を形成する。自動面取り機に通しても剥がれない粘着力や、曲げても破れない伸縮性などを実現している。既存の表面保護フィルムなどに比べて貼る手間を省略できるといった特徴を有する。同社は効率的な表面保護技術として普及を図る考え。

 同社はレーザー加工をはじめ、溶接加工や曲げ加工を手掛ける金属加工メーカー。最新鋭の高速加工機8台を揃え、24時間無人運転を可能とする生産体制を整備している。また、顧客の海外展開に対応して中国にプログラムセンターを開設しており、こうしたネットワークを活用して短納期化や低コスト化を可能とするビジネスモデルを構築している。
 フィルムやテープといった表面保護材は、加工工程における傷防止などを目的に幅広い分野で使用されている。すでに高度な積層構造によりさまざま用途に対応した製品が実用化されているが、貼る手間がかかるほか、用途や使用環境に応じて適切な表面保護材の選定が必要になる。
 新しい表面保護技術は、金属製品の面取り加工などへの適用を目的に開発。液状の溶剤(メルコート)を製品表面にコーティングするだけの簡便な方式で、乾燥により表面に形成された膜は適度は粘着力と剥離性を両立している。フィルムやテープなどを貼る手間や費用を大幅に削減できるほか、液体なので複雑形状品にも対応可能。被着材の油分残りや微細な不純物を乾燥時に吸着するため、剥離後の表面がコーティング前より綺麗に仕上がるといった利点を有する。
 同社はこの技術を応用した自動保護膜生成装置を独自に開発しており、新たな表面保護システムとして展開していく考え。

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このページは、web staffが2011年8月26日 15:55に書いたブログ記事です。

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