NOK、次世代エコカー向け製品拡充、バイオ燃料対応シール製品など

| コメント(0) | トラックバック(0)

 NOKは、環境自動車向け製品の取り組みを推進する。シール事業では、レシプロエンジン車への導入拡大が見込まれるバイオ燃料やアイドリングストップなどの環境技術に対応した製品を拡販するほか、車載用2次電池や燃料電池部品の開発・実用化に取り組む。また、フレキシブルプリント配線板(FPC)事業では、信号系を主にハーネスからの代替を推進する計画で、新たに専属の営業部門を発足させた。同社では、エコカーをターゲットにした取り組みを強化することで事業の成長性を確保する考え。

 2009年に急速に普及し始めたエコカー。電気自動車(EV)の本格普及には時間を要するとみられるが、バイオ燃料の使用やハイブリッド車(HV)といった環境自動車の比率拡大が予想されている。NOKは、こうした自動車の変化に対応するため、現在推進中の体質改革2カ年計画において、次世代環境自動車向け製品の取り組みを強化している。
 主力のシール事業では、バイオ燃料の普及を想定して耐燃料性と低温性を両立したOリングを開発し、アルコールガソリンやバイオディーゼルなどのフレキシブル燃料への対応を図る一方、優れた油圧保持性能によりアイドリングストップに対応したSPGO型パッキンなどをラインアップ化。また、センサーを応用した制御技術の広がりなどを想定し、シール機能とシールド機能を兼備した電磁波シールドゴム(商品名・EMガード)の提案を積極化している。今後、ユーザーサイドの生産性向上を可能とする材料開発など、既存車種の低コスト化にも取り組む方針。
 HVやEVなどの次世代環境自動車では、車載用2次電池向けに電解液を封止する電極部シールやガスケット用に低溶出性や耐液性に優れた各種ゴム材料を用意するとともに、燃料電池向けにはカーボンおよび金属製セパレーターとの一体成形が可能なシール製品「セルシール」を開発。すでに定置用燃料電池に採用されており、同製品を含めた定置用燃料電池用部品の今年度販売額は前年度比3倍強の3億5000万円に達する見込み。12年度にはこれを年30億円弱まで伸ばす考えで、定置用途で実績を積みつつ車載用途への展開を推進する。
 一方、FPC事業ではカーナビゲーションやカーステレオといった既存用途に加えて信号系ハーネスの代替を推進する。これまでNOK本体に自動車用FPCの営業チームを設置し、国内自動車メーカーに対する提案を行ってきたが、昨年には子会社の日本メクトロンにも専属の営業部門を発足し体制強化を図った。すでにFPC一体型シール部品や150度Cの高温でも使用できる高耐熱製品を開発しており、欧州自動車メーカーへの採用実績を有する。同社では、軽量化や省スペース化、配線の簡素化といったニーズを背景に国内での採用を目指す。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://27.34.136.204/cmt/mt-tb.cgi/1660

コメントする

このブログ記事について

このページは、web staffが2010年1月 5日 16:39に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「三菱樹脂、軽量複合パネル、10年1月にトラック車体向け発売 」です。

次のブログ記事は「住友大阪セメント、高熱伝導材料事業が好調、液状品など引き合い 」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。