帝人グループ、トヨタとCFRP開発、レクサスのキャビンなどに採用

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 帝人は4日、グループ会社の東邦テナックスが、トヨタ自動車グループ各社などと共同で自動車用炭素繊維強化樹脂(CFRP)を開発したと発表した。2010年末に発売が予定されているトヨタの高級スポーツカー「レクサスLFA」のキャビンなど主要部材として採用された。CFRPが国産車のキャビンに採用されるのは初めて。レクサスLFAには帝人化成のポリカーボネート(PC)樹脂製グレージングもクオーター・ウインドーなどに採用されている。

 帝人グループは、自動車用途を重点分野の1つと位置付け、炭素繊維やアラミド繊維、PC樹脂などで積極的な用途開発を推進している。昨年6月に静岡県御殿場市に帝人複合材料開発センター(TCIC)を開設し、今年4月にはCEO(最高経営責任者)直轄の事業横断的な開発・マーケティング組織「モビリティービジネス企画室」を新設している。
 レクサスLFAに採用されたCFRP部品は、トヨタグループ各社および関連部品メーカーと東邦テナックスおよびTCICとの共同研究により開発した。生産性に優れるレジントランスファーモールディング(RTM)や形状自由度の高い炭素繊維強化シートモールディングコンパウンド(C?SMC)技術などを駆使することで実用化に成功した。
 レクサスLFAは、キャビン構造のうち65%をCFRPが占める超軽量ボディーを採用、従来のアルミニウム骨格のキャビンに比べ、約100キログラムの軽量化を実現した。
 東邦テナックスは、キャビンに加え、ディフューザー、アクティブリアウイング、インパネ・ドアトリムなどの内装材向けにCFRP材料を供給。揖斐川事業所(岐阜県)および徳島事業所(徳島県)の両工場で生産を行う。
 同社は国内外の自動車メーカーに多くの実績を有しているが、高級車のみならず汎用車への採用を目指すとともに、炭素繊維複合材料の事業拡大を推進していく。

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このページは、web staffが2009年12月 7日 23:11に書いたブログ記事です。

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