旭有機材、多機能RCSで自動車向け攻勢、低ヤニ・低膨張など武器に

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 旭有機材工業は、多機能性レジンコーテッドサンド(RCS)「オクトパス」の拡販に拍車をかける。鋳物用途に使用した際に、低ヤニで低膨張という相反する特性を実現できるものとして、自動車メーカーを中心に売り込む。今春から市場検証を実施したところ、顧客から高い評価を得てディスクブレーキや足回り部品などに採用されてきた。同社はオクトパスを数年以内に売上高30億円へ引き上げる考えで、国内の鋳物需要が全盛期の水準を回復することが期待しにくいなか、新規機能製品の拡販により事業の下支えを図る。

 オクトパスは、低膨張、柔軟性、高強度、高耐熱、低臭気、低ヤニ、高充填性、高排砂性という8つの特性を持つRCS。これを使用することにより高寸法精度や鋳物の不良減、生産性向上、環境負荷の低減、鋳物の高品質化(鋳肌の向上)を実現できる。鋳物の寸法精度を高めるために低膨張の機能を持たせる技術は以前からあるが、従来法では残炭率が高いため燃えカス(ヤニ)が残り、鋳物が黒ずむ問題があった。しかしオクトパスはヤニの発生が少ないため、きれいな仕上がりとなる。
 RCSの用途の6?7割を占める自動車業界では、低燃費化、低コスト化、コンパクト化が求められており、それを可能とするため鋳物に対しては複雑形状による燃焼効率の向上や生産効率の向上、軽量化(薄肉化)が課題となっている。旭有機材はオクトパスを、そうした要求を解決する大型商材と期待し、需要に応じて国内の全工場で生産する計画。同社は鋳物用フェノール樹脂とRCSで国内シェアの約3分の1を持つ国内トップメーカー。

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このページは、web staffが2009年12月 3日 23:06に書いたブログ記事です。

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