ニッパツ、自動車用シートの競争力強化、骨格部分を共有化

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 ニッパツは、自動車用シート事業の競争力向上を推進する。コンピューターによる予測・解析技術などを応用してシート性能に関する理論化の取り組みを強化するもの。その成果をもとに強度や剛性といった観点から骨格部分の共有化を進め、開発期間の短縮化や性能・品質レベルの向上を図る。同時に、高まる軽量化ニーズに対応するため、14年モデルへの採用を目指して30%の重量軽減を可能とする独自の骨格構造を開発する計画。同社では、一連の取り組みにより新規受注の拡大を図る。

 同社は自動車シートの独立系メーカー。材料開発からシートの設計・製造、評価・解析までの一貫体制を構築しており、アクティブヘッドレスト機構で国内最大手ユーザーと共同開発した実績を有するなど優れた技術力をベースに事業を展開している。
 シート骨格部分の共有化は、同社独自の品質・性能を確保しつつユーザーや車種によって異なるニーズへの対応強化を目的に取り組んでいるもの。現在、CAEやCADといったコンピューター技術を応用して各種性能に関する理論化を進めており、それをベースに既成概念にとらわれない製品開発を推進していく考え。乗員のむち打ちに関する性能では理論に基づきアクティブヘッドレスト機構によらないシート開発を進めており、こうした独自構造を共有化することで製品の基本性能向上や他社との差別化を図っていく。
 一方、次世代軽量化シートでは設計および工法を含めた開発を推進する。すでに独自構造により30%の重量軽減を実現した試作品を開発しており、実用化に向けて量産技術のなどの開発を進める計画。また、0・4?1・2ミリ厚鋼板を3000ミリ/分の速さで連続溶接する技術も開発しており、薄板を用いた閉断面構造のシート骨格の開発にも取り組んでいく。
 同社では、表皮材の肌触りや座り心地、乗員の疲労といった官能評価の数値化にも取り組んでおり、技術基盤の強化をベースにさらなる事業拡大を推進する。

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このページは、web staffが2009年11月20日 22:58に書いたブログ記事です。

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