トピー工業は、従来に比べて約15%の軽量化を実現したISO方式の大型車用ホイールを開発した。新製品は独自の軽量化技術・コルゲートトリムとECOD成形ディスクを組み合わせることで実現したもの。従来品と同等の強度を維持しつつ薄肉・軽量化を達成しており、来年3月から量産を開始する計画。国内の大型車は、ホイールの取り付け方式が従来のJIS方式からISO方式に変更されている。同社では、他社に先駆けて新方式に対応した軽量ホイールを市場投入することでさらなる事業拡大を図る。
コルゲートトリムは、成形後に板厚が最適配分となるよう平板の片面に波形の形状をつけた不等厚鋼材を材料に製造したもの。従来の形鋼リムに対して構造上の無駄な肉厚を省ける。また、ECOD成形は円筒状の鋼板を冷間揺動により、すり鉢状のディスク形状に鍛造成形する製造法で、鍛造により引っ張り強さや硬さなどの機械的性質が改善されるほか、長方形状の鋼板を巻いて溶接した円筒を使用するため投入材料が削減できるといった特徴を持つ。
近年の点検・整備などの不良を原因とする大型車の車輪堕落事故が多発したことを受けて、09年10月から適用される自動車排出ガス規制の強化にあわせ、大型トラック・バスのホイールの取り付け方式がISO方式に変更された。同方式では、1個のナットでインナーホイールとアウターホイールを共締めするため、製品の設計変更が必要となっている。
トピー工業では、今後も軽量化をはじめとした高性能ホイールの開発を積極的に進めることにより競争力向上を図っていく。

コメントする