神戸製鋼所は29日、マフラー用耐熱チタン合金がトヨタ自動車の「レクサス LFA」に採用されたと発表した。採用されたのは、2004年に独自開発した耐熱チタン合金「KSTI?1.2ASNEX」。同合金が有する耐熱性能や耐高温酸化性能、さらには成形性などが評価されたもので量産の4輪車では初。同用途で一般的に使用されているステンレスに比べて比重が約60%と軽く、車体の軽量化に大きく貢献している。
同社は、国内で初めてチタンの研究開発に着手した実績を持つトップメーカー。マフラー用チタン合金については、2000年に世界初の耐熱チタン合金・KSTI?1.5ALを開発し、国内外の2輪車メーカーに納入を行っている。
採用されたチタン合金は、KSTI?1.5ALの高温強度を維持しながら成形性と耐高温酸化性を向上させたのが特徴。耐熱性の観点から適用が難しかった4輪車への採用に取り組んできた。今回のチタン製マフラーは自動車部品メーカーの三五(愛知県)が設計・製造している。
トヨタ自動車のレクサス LFAは、来年末に発売予定の2シーターのスポーツ車。エンジンの最高出力や空力特性といった基本性能を追求するとともに、限界領域における優れた安定感を実現している。
同社では、今回の採用を足掛かりに4輪車マフラー用途向けへのさらなる採用拡大を目指す。

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