キョーラク、自動車用発泡ブロー成形品をダクト部品に展開

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 キョーラク(大阪市中央区、長瀬孝充社長)は、自動車向け発泡ブロー成形品の展開を推進する。ポリプロピレン(PP)発泡樹脂をベースにダクト部品への適用拡大を目指すもの。高度な成形技術により製造される同製品は通常のブロー成形品に比べて30~50%の軽量化が可能。また、部品自体の断熱性向上により断熱用ウレタン貼りが不要となるため省資源や生産性向上が図れる。同社では、車体軽量化や環境負荷低減を背景にインパネダクトなどへの採用拡大に取り組む考え。

 同社は独自の成形技術をベースに食品容器や工業部品をはじめ、住宅資材、ハウジングなどを展開するプラスチックス加工メーカー。自動車部品に関しては、独自の表皮一体成形(FLP)技術を応用したデッキボードなどを展開中。同技術は金型にあらかじめ布地をセットしておき、成形と同時に型内で布地を製品に貼り付けるもので、接着剤を不要とするなど生産性向上や環境負荷低減に貢献する。また、CAEによるシミュレーションや専用設備での現物評価により高性能な衝撃吸収(EA)材などの開発にも取り組んでいる。
 採用拡大を目指す発泡ブローダクトは、発泡PP樹脂と高度な成形技術により軽量化や省資源化、優れたリサイクル性を実現するもの。これまでにリアクーラーダクトでトヨタ自動車のアルファードへの採用実績を有する。すでに最適形状の提案を可能とするCAE解析によるシミュレーション技術を確立するとともに、専用設備によるダクト圧損・風量測定などのベンチマーク試験が実施できる評価体制を整備している。同社では積極的な提案活動を通じ同部品のさらなる普及に取り組む。

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このページは、web staffが2009年10月27日 22:14に書いたブログ記事です。

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