ニッパツ、新型バネを開発、高周波振動の伝達抑制

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 ニッパツは、高周波振動に対して優れた抑制効果を有する新型バネ「とつばね」を開発した。新製品は、皿バネの中心部と周辺部に立壁を設けた構造により、バネの振動で生じる加震源や支持物との摩擦抵抗を低減したのが特徴。摩擦によるヒステリシス損失がなく、100ヘルツ以上の高周波振動に対して優れた伝達抑制効果を発揮する。すでに自動車用センサーの支持部材用途などで実用化に向けた取り組みを行っており、高周波振動向け防振部品として用途展開を図っていく計画。

 近年、測定装置の高度化や加工技術の高精度化を背景に防振に対するニーズが高まっている。振動伝達を抑制するためには、加えられる振動数に対して低い固有振動数を持つ部材を間に挟み込み、伝達を少なくすることが必要になる。現状、構造が単純で低コストな防振ゴムなどが広く採用されているが、高周波振動に対する吸収特性は低い。
 新開発のとつばねは、立壁を設けることでバネ部分と支持部分を分離した特殊バネ。既存の皿バネと同じ非線形の「荷重?たわみ」特性を維持しつつ、新たに設けた支持部により振幅による摩擦抵抗を抑えたのが特徴。ヒステリシス損失や摩耗を大幅に改善するとともに、100ヘルツ以上の高周波振動に対して優れた吸収性能を有しており、周波数応答特性(?1000ヘルツ)の評価試験では、100ヘルツ以上の領域でマイナス20?マイナス70デシベルを確認ずみであり、「1・5キロヘルツ程度までは対応可能」(同社)としている。
 同社では、最も小さい製品で直径5ミリを実現しているほか、ステンレスを標準にインコネルといった特殊合金での製造を可能とするなど使用環境・条件に対応した供給体制を整備している。今後、自動車や産業機械など幅広い分野での採用を見込んでいる。

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このページは、web staffが2009年10月28日 21:59に書いたブログ記事です。

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