豊田合成、自動車プラ部品の提案加速、オール樹脂のサイドドア試作

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 豊田合成は、外板、ドアなどを含めた自動車部品のプラスチック化の提案を加速する。自動車産業がエコカー時代に突入し、部品の軽量化に対するニーズが一段と高まっていることが背景。この一環として、ガラス繊維(GF)強化ポリプロピレン(PP)を使ったオール樹脂製のサイドドアの試作品を開発し、「第41回東京モーターショー」(一般公開=10月24日?11月4日)で展示した。難易度の高いドア構造体でプラスチック化の道を示すことで、その他の部品でも樹脂化の可能性を大きく広げていく考え。

 サイドドア構造体は、衝突安全基準の厳しさなどから自動車の外板系部品のなかでプラスチック化が最も難しいとされている。豊田合成は、「樹脂屋として、あえてサイドドア構造体の開発に挑戦した。これによりバックドアやバンパーなど、さまざまな横展開を考えている」としている。
 開発したサイドドアは、構造体にGF強化PPを、窓にポリカーボネート(PC)樹脂グレージングを採用し、キーシリンダーなどの一部部品を除いてほぼすべてをプラスチック化した。側突時の衝撃を緩和するインパクトビームも樹脂製を採用している。
 これにより、従来の鋼板製の樹脂と比較し、レールやモーターなどの付属部品を除いたケースで約50%の軽量化を達成した。展示したドアは、トヨタ自動車のRAV4級の車格での採用を想定しており、重量は11キログラムとしている。
 難関となった剛性の確保については、インナーパネルに専用の金型と射出成形で成形したハニカム構造のGF強化PPを採用し、アウターのPPパネルと接着することで確保した。「同技術は、バンパーの衝突時のストロークの短縮化などにも展開できる」としている。
 電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)など、いわゆるエコカーの普及が急速に進むなかで、車体・部品の軽量化に対するニーズが一段と高まっている。EVの航続距離の向上や、HEVのさらなる燃費向上などが自動車メーカーの技術開発競争の中心となっていることが背景。
 豊田合成は東京モーターショーで、プラスチック製ドアのほか、世界で初めて樹脂化に成功したフューエルインレットパイプ(給油口と燃料タンクをつなぐパイプ)も展示。自動車部品のプラスチック化による軽量化の提案に一段と力を入れていく考えだ。

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このページは、web staffが2009年10月29日 22:02に書いたブログ記事です。

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