ポリプラスチックスは、樹脂成形部品の設計・評価技術の開発を強化する。独自の測定・解析方法や同社が保有する膨大な樹脂データを駆使し、ユーザーの開発支援ツールなどに活用するのが目的。すでに、成形部品の残留応力評価や寿命予測を可能とする新手法の開発に成功しており、材料供給にとどまらず、トータルソリューション活動の一環として、技術開発を積極的に推進していく方針だ。
近年、樹脂部品は、組立加工技術の進歩により、複雑化、軽量化、小スペース化が進んでおり、品質管理や2次加工による負荷を正確に評価することが求められている。
同社が新たに開発した残留応力評価技術は、精密な測定方法と解析方法(逐次算出法)により、樹脂特有の不均一な残留応力を定量的に評価できるようにしたもの。残留応力を事前に把握できるため、成形品の不良を未然に防ぐことが可能で、同社では、樹脂成形品の形状設計や成形加工、故障解析といった部品メーカーの幅広い分野において普及促進を目指している。
これに加えて、部品寿命予測手法を開発した。新手法は、樹脂部品の成形ではこれまで例のなかったデジタル画像相関法(DICM)を応用し、ひずみ分布を可視化できるようにしたのが大きな特徴。
すでに、従来のCAE(コンピューター設計支援)解析技術では困難とされていた歯車の寿命予測を可能としており、今後さらに歯車以外の材料にも適用させながら、ユーザーの製品設計や生産技術、品質保証などに活用させていく考えだ。

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