マツダ、シングルナノ触媒の耐熱性など特性向上推進、直結型適応狙う

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 マツダは、独自開発したシングルナノ触媒の特性向上を推進する。エンジン直下に据え付けられる直結型触媒コンバーターへの適用を目的に、耐熱特性などの向上を図る。現在の技術は貴金属の担持方法に主眼が置かれており、新たな取り組みではセラミックス担体をはじめ開発対象を広げることで触媒の高性能化を目指す計画としている。新興国における普及拡大を背景に同触媒向け貴金属の需給タイト化が懸念されており、同社は新触媒の早期開発に取り組む考え。

 自動車には窒素酸化物や一酸化炭素、炭化水素などの規制物質を窒素や水に分解するために、プラチナやパラジウムなど貴金属を使用した3元触媒が排ガス浄化用に搭載されている。プラチナおよびパラジウムは総需要量の65%近くを自動車向けが占めており、世界的な自動車の排ガスに対する規制強化の流れを背景にさらなる拡大が見込まれる。代替可能な触媒性能を有した材料がないなか、貴金属の低減化技術は研究開発の重要テーマとなっている。
 マツダのシングルナノ触媒は、セラミックス粒子表面に直径5ナノメートル以下の超微細貴金属粒子を埋め込み固定化し、熱などによって貴金属粒子が移動して10ナノメートル以上の粒子塊に凝集することを制御。同時に貴金属粒子の微細化による高活性化をはじめ、担体の細孔容積の拡大や酸素吸蔵放出量および吸放出速度を向上することで貴金属使用量の大幅な低減を実現。300度C以下の低温領域でも優れた触媒活性を確保しており、新型アクセラでは床下触媒の貴金属使用量を約70%削減した。
 一般に軽自動車を除く自動車では、エンジン直下と車体の床下の2カ所に排ガス浄化用の触媒コンバーターを設けている。直結型触媒は絶えず高温にさらされ続けるため、床下触媒に比べて熱による劣化が進行しやすいといった課題がある。新たな取り組みでは、アルミナなど担体に使用される素材の研究など開発領域を広げることで直結型触媒に適用可能な特性の実現を目指す。

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このページは、web staffが2009年9月29日 21:26に書いたブログ記事です。

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