ろう付けの総合メーカー、東京ブレイズ(本社・東京都世田谷区)は、ニッケルろうの低コスト化に成功した。近年の資源価格の高騰に対応するため、新たにニッケル含有量を抑えることで従来に比べて50?30%のコスト低減を実現したもの。新ろう材は鉄系母材に対する濡れがよく、従来材に比べて靭性が高いといった特徴を有する。同社では、ろう付けの低コスト化手段の一つとしてユーザーに提案していく。
ろう付けとは、溶接方法の一種で接合の原理や特徴はハンダ付けとほぼ同じ。ろう材の溶ける温度が450度C以上のものを「ろう付」、450度C以下のものを「はんだ付」と区別されている。ハンダ付けに対して、作業温度は高いが耐熱性や強度に優れるといった特徴があり、異種金属や非金属の接合に広く採用されている。
同社は材料の製造および受託加工をはじめ、加工装置製造やろう付けによる熱交換器の開発・製造を展開するろう付け技術の総合メーカー。ろう材に関しては、ニッケルろうをはじめ金、銀、銅、チタンなどの各種製品を取り扱うほか、フラックスや補助材などを販売している。
新開発の「アイアンブレイズ」は、ニッケルろうのニッケル含有量を抑えることで低コスト化を実現したもの。従来のニッケルろうに対して靭性が高く、作業温度は銅ろうと同等程度となっている。

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